Under 6 生理的な涙が溢れて、黒さんの姿が滲んだ頃、漸く唇が離された。 「…っ、は…」 快感に、フルフルと痺れ、懸命に息を吸うオレを、黒さんは見下ろし、ペロ、と舌なめずりをした。 黒さんは、獣じみた雄の目を細める。 「ひゃっ…!?」 スルリと黒さんの手が、オレの服の中に入ってきた。 「やっ!」 身を捩り逃げようとするが、黒さんは、オレのTシャツをたくし上げ、手首を動かせないように服で縛ってしまった。 「やだっ…何で…?黒さん…。」 こんな乱暴な扱いも、オレの意志を無視したような行動も、一回だってされた事無い。 ショックに零れ落ちた涙を黒さんは舐め、そのままもう一度、キスされた。 「泣くな…。」 「だっ…て、」 「泣いても、今日はやめてやらない。…これは、お仕置きなんだからな。」 「……お、しおき…?」 呆然と繰り返すオレに構わず、黒さんは、オレの胸の突起をベロ、と舐め上げる。 「ゃ、あっ」 もう一方の突起を指で捏ね、空いた手はジーンズの中に突っ込まれた。 「んっ、…ひぁ」 さっき、キスに翻弄された時に立ち上がりかけてしまったオレ自身を、黒さんは直接手の平で擦る。 . [*前へ][次へ#] [戻る] |