Under
9
次の瞬間、景色は反転。
黒さんにベッドに押し倒され、押さえ付けられた。
「黒さ…あぁっ!?」
呼び掛ける途中で、唐突に突き上げられた。
「はっ、あ…っ、ん!」
激しい律動に、オレはついていけなくて、ただ無我夢中で、目の前の黒さんの首にしがみ付いた。
「黒さ、んっ…くろ、さ…っ」
「凛っ…凛…」
うわごとみたいに、何度も互いに名前を呼びながら、噛み付くみたいに口付ける。
呼吸も奪うような荒々しいキスに、脳髄が溶けてしまいそうな、快感を覚えた。
「ゃあ、っん!?」
ある一点を突かれた時、体の奥を、痺れるような快感が駆け抜けた。
跳ねた体に、黒さんは、ニィ、と壮絶にエロい笑みを浮かべる。
「…ここか?」
「やぁあっ!」
グリ、と抉られ、オレは悲鳴じみた嬌声を上げた。
黒さんは、得たり、と笑い、そこを集中的に突きはじめる。
「やっ、だ…おかしく、なっちゃうよぉっ…」
過ぎる快感に怯え、泣きながらかぶりを振るオレの喉元に、黒さんは噛み付く。
「はっ…なれ、よ…!オレに、狂え…!凛!」
野性の獣みたいに、黒さんは獰猛に笑う。
「いっ、く…イっちゃ…!」
目の前をチカチカと星が飛び交う。
「イけよ…!」
「ああぁっ…!」
より深い所を抉られ、オレは白濁を放った。
「っ…」
その締め付けに、同時に黒さんも、熱い迸りをオレの中に注ぎ込む。
「…っ、ぁ…。」
ビクビクと小さな痙攣を繰り返すオレの体を、黒さんは、ぎゅうって抱き締めてくれた。
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