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「………何でお前が涙目なんだ。」
「そりゃ涙目にもなるさっ!男前な高校生男子二人が、そんな低レベルな口喧嘩して!…お母さん、恥ずかしくて見てられないわっ!」
よよっ…と泣き崩れるオレを、白い目で見る二人。
「…誰がお母さんだ、誰が。」
呆れたように、うろんな目でオレを見ながら、『恥ずかしい奴…』と呟いた西崎をオレは、キッと睨み付けた。
「黙れ。そんな恥ずかしいオレより恥ずかしい事をしでかしていたんだお前等は!!」
「…お前より…?」
「………………。」
二人の様子を漫画で例えるなら、後ろに書き文字で『ガーン』って入ってたと思う。
大人しくなったのはいいが、何かオレも『ガーン』だ。
お前らからみたオレって、何なの!?
オレより恥ずかしいって事イコール、人間では無いみたいな反応すんなよ…。
「………お前らなんか、嫌いだ。」
阿呆な口喧嘩合戦は、最終的にオレがダメージを受けて収束しました…。
何でだ!!
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