Main 怒られ中。 「……で?」 「……………。」 ベッドに腰掛け足を組み、腕組みをした西崎は、端的にそう呟いて、オレを見下ろした。 対するオレは、西崎の前…床に正座して俯いたまま、顔を上げる事が出来ません。 つむじの辺りに、冷ややかな視線がグサグサ刺さるのは感じる。 頭はかつて無い位フル回転してるが、真っ白のまま。 寧ろ、今そんな事はどうでもいいだろうが!!的な事ばっかり思い浮かぶ。 西崎って、教官、って呼ばれるの似合いそうだよね。 枕詞は鬼で。 …って今そんな事はどうでもいいだろうがー!! 脳内でノリツッコミをオレが繰り広げていると、頭上から西崎の、深ーいため息が落ちてきた。 「…ハァッ。」 「!!(ビクゥッ)」 オレは、ソレに過剰反応し、体を震わせた。 …やべぇ。 冷や汗が、パネェ。 . [*前へ][次へ#] [戻る] |