Main 西崎君と凛ずきん。 「…そのナリは、何だ?」 「……イメチェン?」 テヘ☆と小首を傾げると、もの凄い疲れたようなため息をつかれた。 「…平凡が何をやっても、所詮平凡から脱却は出来ない、と身を以て周りに示したかったのか?…その自己犠牲の精神には、敬意を表そう。」 「えっ!?ちが…」 「周りから、『勘違いしてはじけちゃった奴』という認識はされるだろうが、オレはお前の真意を理解している…頑張れよ。」 「何その新しいイジメ!!」 この外見について、西崎に色々言われるのは想定済みだった。 …が。 方向性が違った。 色々シミュレーションしてみたのに!! たまにはちょっと、言い返してみようかなって、密かな野望(ちっちゃ!)を抱いてたのに!! 「…西崎君、西崎君。」 「何だ。」 「何で西崎君は、そんなにもドSなの?」 「それは阿呆なお前に、ツッコミを入れる為だ。」 …赤ずきんちゃん風に言ったら、ちゃんと拾って返してくれた。 …対応は優しいのに、内容はマルッと優しくないのは何でだ。 ドSだから? あれ?鶏たまごみたいになってきたぞ?? . [*前へ][次へ#] [戻る] |