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「静さんのお友達?」
オレと日下部先輩が、コソコソと会話しているうちに、しずかちゃんと撫子さんの会話は終わっていたらしく、美少女がこちらをじっと見ていた。
おぉ…緊張する!
「はじめまして!静さんの後輩の、斎藤凛です。」
「…クラスメイトの日下部京一だ。」
そこは普通に友達でいいんじゃね?
つか、クラスメイトだったんだ…そっちにビックリですよ。
「はじめまして。北條撫子と申します。」
撫子さんは、楚々とした所作で、おじぎをした。
うぉー…何だこの子、マイナスイオン出てんじゃね?
だってなんかいるだけで癒される!
ついでに空間が華やぐ!
「…君は、ああいう娘が好みなのか?」
オレがデレデレしていると、日下部先輩は、不機嫌そうに、オレだけに聞こえるように囁いた。
「男として、美人にデレデレするのは自然の摂理ですよ。」
ちなみにオレの好みは、普段しっかりしてるのに、実は泣き虫だったりする子なんで、桜子さんの方が…。
まぁ二人とも、男前の婚約者がいるようなんで、相手されるワケないんですが。
ただの妄想です。
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