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※???視点です。


「…だったら、オレも適任じゃねぇだろ。」

オレが苦い気分のままそう呟くと、男は短くため息をついた。


「…全くだな。」


聞きたい事は分かっている。


そしてオレの答えも決まっている。


「……それでも、敢えて聞くぞ。」


そして、コイツもオレの答えを分かっている。
なのに、なんて滑稽な。


「アイツの反応を、どう思う。」
「黒に限りなく近いグレー。」


即答する。


馬鹿だな、オレら。


お前は、情報から導きだした推測でアイツに近づいて、オレはただお前のオマケで一緒にいただけだ。


なら、その推測が真実に近い事を喜ぶべきだ。
そして、これから為すべき事も、分かっている筈。


私情を挟むなんざ、似合わなすぎで鳥肌もんだ。



オレらには、オレらの似合う場所がある。


瞳を伏せていた男は、次の瞬間には、冷徹な『ハイエナ』の顔に戻っていた。

「…で?どーすんだ?」

オレの言葉に、奴はパソコンに向き直る。
カタカタと音を鳴らして、開いた画面をオレの方へ向けた。


「…嵐が来る。」
「……!…………こいつら。」


画面に映る数人の男の顔には、見覚えがあった。


「…この嵐が、良くも悪くも、決定打をくれるだろう。」


男は、辛いのか、安堵したのか、どちらとも言えないような顔をした。






ぬるま湯のような時間が、終わりを告げる。




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