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本当この人、お兄ちゃん、って感じだよなぁ…。


見た目ちっちゃい美少年だけど、中身は誰より男前で大人。


「こんなモンか。」


サラ、と髪を梳いて、青さんは満足げに頷く。


鏡を手渡され自分を見ると、オレの黒髪は、明るめのライトブラウンに変わっていた。

目立つ変化ではないが、確実に印象が違う。


「おおー。」

「で、だ。お前毎朝、ちゃんとセットしろよ。」


青さんはそう言って、オレにワックスを手渡す。


「えー…そういうの苦手…。」

「知ってる。でもやれ。」


厳しいお兄ちゃんは、スッパリと言い切った。


鏡越しに視線を合わせ、青さんは、スルリとオレの髪に指を通す。


「こんな感じで後ろに流すだけでも、大分印象が変わる。後は…たたせるのは、お前には荷が重いか。毛先を緩く遊ばせるとか。」


美容師のお兄さんさながら、青さんはオレに色々アドバイスをくれた。


うぉー…青さんの美容院、オープンしたら常連になるよ!オレ!!(勝手に)


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