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Case1.おまけ


【バトテニ、撮影終了後】


一同:お疲れ様でーす!

切原:うげぇ…。この人形、何回見ても本物の俺の死体みたいで気味悪いッス。

仁王:何じゃ。赤也はビビリじゃのぅ。

切原:なっ!そんなことないッスよ!

仁王:無理してもボロが出るだけじゃよー。

切原:だから、俺は別にビビッた訳じゃ――!

柳生:コラ、仁王君!!血のり付けたまま歩き回らないで下さい!廊下が汚れちゃうじゃないですか!

仁王:………柳生。

柳生:何です?

仁王:自分の制服見てみんしゃい。

柳生:…?

仁王:そう言う柳生が、一番血のりべっちょり付いとると思うんじゃけど…?

柳生:ハッ!!!

仁王:まったく。柳生は相変わらずドジっ子じゃのぅ。ほれ、拭いてやるけぇこっち来んしゃい?

柳生:……はい。

仁王:そう落ち込みなさんなって。そういう抜けとる所も可愛いって褒めちょるんじゃから。

柳生:にっ、仁王君…!

幸村:はいはいはい、そこの二人!体感温度上がって鬱陶しいからいちゃいちゃ禁止ね!

真田:うむ。

柳:柳生、こっちだ。俺が拭いてやる。

仁王:っ!柳はしゃしゃるんじゃなか!!

柳:嫉妬は醜いぞ、仁王?

(背景:飛び交う火花)

柳生:えっと、あの……。

桑原:あいつらはまぁ、気にすんな。ほら、タオル。

柳生:あ、ありがとうございます。

桑原:それにしても、すごいことになってるな…。

柳生:ええ、今回は撃たれる役でしたからね。

桑原:あっちにシャワールームがあるみたいだから、全部洗い流して来た方が良いんじゃないか?

柳生:そうですね…。そうします。汗もかいたので、結構気持ち悪いんですよ。

丸井:あー!ジャッカルが比呂士口説いて、シャワー室に連れ込もうとしてるぜぃ!?

仁王&柳:何ぃ!!?

桑原:ヒッ…!

幸村:ふーん。こういうのって、やっぱり外国人の方が大胆なんだね…(冷笑)

桑原:いやっ、あの…俺は一応ハーフ…っていうか別に口説いてた訳じゃ……。

真田:たるんどる。

切原:あんなのに簡単について行ったら駄目ッスよ、柳生先輩!貞操の危機ってやつです!

柳:赤也…。そんな難しい言葉を、よく覚えたな。偉いぞ。

切原:えへへ…!

仁王:俺の柳生に手ぇ出そうなんざ、十億光年早ぇんだよカスが…。

桑原:ヒイッ!

柳生:っ!!!仁王君の標準語…!これはかなりのレアモノです!

丸井:仁王が本当にキレてる証拠だろぃ?

柳生:はいっ!

丸井:あーあ…。しょうがねぇから、お前の墓にコーヒー豆供えてやるよ。

桑原:ちょっと待て!!死ぬのか!?俺は本当に死ぬのか!?

仁王:うるせぇつってんだ、コラ……。

柳生:仁王君、かっこいいです!

桑原:やっ、柳生!助けてくれ!

仁王:薄汚い口で柳生の名前呼んでんじゃねーよ!!あぁ!?

桑原:ギャアアアア!!!



…………………。



幸村:さぁ。冗談はこのくらいにして、そろそろみんな撤収するよ!

一同(桑原以外):はーい!







スタッフ1:桑原君、桑原君!もう撮影は終わったから、死んだふりしなくて良いのよ?……桑原君?

スタッフ2:どうした?

スタッフ1:桑原君が1人でまだ死体役やってるみたいで…。

スタッフ2:ホントだ…。あー、床にも思いっきり血のり付いちゃってるじゃないか。

スタッフ1:せっかく全部掃除したのに…。ってちょっと待って!確か今日は、桑原君が血のりを付けるシーンは無かったはず…!

スタッフ2:え?……じゃあこれって?

スタッフ1:…本物の血?

スタッフ1・2:ギャアアアア!!!!!

桑原:………まっ…て、…きゅ、きゅーしゃ……!


END





お粗末様でした!
みんな死んでしまうのは立海ラヴァーとして本意ではないので、こんな形のオマケをつけちゃいました!
毎度の事ながら、ごめんジャッカル!!笑

仁王がキレる度に興奮する変態気味な柳生と、実は結構踊らされてる仁王です(笑)
アホで黒いぴろし、意外と好きかもしれません…!


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あきゅろす。
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