(一万打記念)遊ぼう*(獄寺編)オマケ
名前を送り屋敷に戻った獄寺をニコニコと笑って出迎えるツナがいる。
「隼人お帰り。楽しかった?」
「十代目!ただいま戻りました」
ツナに迎えられ恐縮し、頭を掻く獄寺。
「休暇ありがとうございます」
「そんな事気にしなくていいよ」
「また明日から仕事に燃えます!」
意気込む獄寺に、ニコニコ笑いながら手を出すツナ。
「えっと…十代目?」
ツナの仕草の意味が分からずツナの顔を見返し、ふと、なにやら心に引っかかる事を思い出す。
「隼人。写メは?」
「……」
「写メ」
ニコニコ笑っている筈なのに、その微笑に黒い何かを感じて尻込みをする獄寺。
「メール見たでしょ?まさか…オレのお願い忘れちゃったの?」
眉を顰め悲しそうに落ち込む姿に獄寺は慌てている。
「す、すみません!十代目!オ、オレすっかり…」
「そっかぁ…別にいいよ。そうだよな。無理言ったオレがいけないんだよ。気にしないでよ」
獄寺にくるりと背を向け、ガックリと肩を落としているものの、獄寺をからかうのが楽しくて仕方ないという顔で、気付かれないようにクスクス笑うツナ。
「十代目!本当にすみませんー!!!!」
屋敷に獄寺の謝罪の声が木霊する。
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雲雀が屋敷に戻ると、名前はプールの疲れのため既に寝てしまっていた。
側に座って名前の寝顔にそっと触れ、頬を撫でながら見つめる。
何か楽しい夢を見ているのだろうか、ニヤニヤした寝顔をしている。
雲雀は、その顔を見て不審そうに目を細める。
「ねぇ。名前の顔…日焼けしてない?」
雲雀の声に、後に控えていた草壁はギクリとしたものの、平静を保つ努力をする。
「今日は、昼間公園に行かれたので…そこで焼けたのかもしれませんね…」
「そう」
まさか、獄寺とプールに行ったとは思わない雲雀は草壁の台詞に納得する。
が、この草壁の台詞が偽りであったのがばれるのも時間の問題。
名前が雲雀と一緒に風呂に入れば、体に水着の跡を発見してしまう。
取り合えず今日は、平穏な夜を迎えられるが…
草壁が、雲雀に咬みころされ、真実を語るまであと…何時間?
20090907
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