こたえ。
じっと見つめる。
視線の先にいる愛しい存在は、その視線に気が付けば、ぴょこんと跳ぶように起き上がって駆け寄って来る。
『きょうやくん』
元気に雲雀の名前を呼ぶ。
雲雀の一番愛しい存在である名前。
名前の柔らかい髪に触れ微笑む雲雀。
「なに?」
名前の呼び掛けに、問い掛ける雲雀。
雲雀の視線が、名前を見詰めていた事で雲雀の側へ来た名前だったのだが…
『うんとぉ〜』
問い掛けになんと返せばいいのか小首を傾げものの、直ぐに答えを見つけ、名前は微笑む
『だいすきぃぃ!!』
クスリ。
雲雀は満足そうに微笑み、名前の頬をゆるゆると撫で、おでこに唇を寄せる。
チュッ
「いい答えだね」
2014/5/11
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