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※スターク目線
※R18




藍染サマに監禁され、十日近い日が過ぎていた。
いや、実際は十日以上なのかもしれないし、十日も経っていないかもしれない。
一日中鎖に繋がれ主君の慰みモノにされていれば、時間感覚など単純に狂ってしまった。
ああ。喉が渇く。
何十時間も食事も水さえ与えられず、衰弱しかけた身体で息を吐く。
少し身体を動かせば、手足を縛る重い枷がじゃらじゃらと音を立てた。
吐き気がする。
身震いしたが、吐き気は堪え、唇を噛み締める。
目隠しされた身体では闇しか見えず、唯、来たる時に怯えていた。

「スターク」

そしてその"時"は唐突にやって来た。
痙攣した身体を背面から語りかける暴君が笑い、身体を起こされる。
「食事を与えてあげよう」
優しい声とは裏腹に、与えられるのは刑罰だ。解りきっていた。
俺が、一体何をしたというのか。
問いは言葉にならず、かろうじて首を左右に振るが、男は男根を咥内に捩込んだ。
「ん゛、ぐ……」
酷い味のするそれを、嫌々舐めさせられる。
泣いたとこで何かが変わる訳では無いが、溢れる雫を留めることは不可能だった。
眼光を覆う布の隙間から零れる落涙に、男の恍惚な溜息が聞こえる。
なぜ、おれは、こんなことを。
自問自答の繰り返し。
しかしそこに答えなど有る筈がなく、作業の如く亀頭を吸った。
「…出すよ。全部飲みなさい」
やがて後頭部を抑えつけられると同時、吐き出された欲の象徴的体液が、喉奥に流れ込む。
吐き出す事は許されない。もしそれをすれば、殊更酷い目に遭わされるだけだ。
涙ぐみながらそれを飲み込む。喉に通る、どろりとした感覚が気持ち悪い。
しかし吐き出してはいけない。吐き出しては…。

「…う、げっ…げぇ、ぇっ………」
然し喉越しがそれを胃に納める事を拒絶し、逆流してきたそれを床に吐き出した。
ぼとぼとと滴り落ちる液を無表情に見ていた主君は、嘔吐したスタークの身体を押し出し、腹を殴る。

「っ゛…!!」
「駄目じゃないか、食事を吐き出す何て」
既に無数の痣が出来た身体に、またひとつ、傷痕が残された。
恐怖からか、歯が噛み合わない。
震える男を抑えつけ狂喜した藍染は、そうしてスタークの腕に細い刃を突き刺した。
「あ゛、ぁ…あ…!!」
「ふふ…痛いかい?」
狂気に笑う男の声と、
ぐちゅぐちゅと、体内の肉を掻き回される音がする。
突き刺さった鋭利な刃物が腕の血肉を掻き回し、散々激痛を煽った所で、それを勢いよく引き抜いた。
「あ゛ぁぁ…あ、ぁ!!」
その激痛は尋常ではなく、男は再び嘔吐する。
吐き出されたのは胃液だけだった。


「ああ、素敵だよ。スターク」

嗤う男が目隠しを裁ち切る。
眩しい光に目が眩み、細目に辺りを観察するのが精一杯だった。
目線を傾け激痛の腕を見れば、そこには血肉のこびりついた細いナイフが突き刺さっている。…あれが凶器なのだろう。
沸き上がる恐怖と吐き気を塞ぐ様に、主君の唇が重なる。
弄ばれる様に舌を絡められ、逃げ場を無くすそこに、唾液が混ざり合った。
「っ…ふ……」
数十秒後に漸く解放され、同時に冷や汗が滲み出る。
目前の藍染惣右介は、まるで無垢な赤子の様に、酷く純粋に笑っていた。
それが還って狂気的な何かに見え、恐怖に身体が硬直する。痛みだけが意識をつなぎ止めていた。

「スターク」
歪に笑う男が頬を撫で、首筋に舌を這わせる。


――抵抗など初めから出来なかった。
―出来るのは、受け入れる事だけ。

唇を噛み締めながらその行為を受け入れれば、藍染の指は下へ下がり、そして猥らなそれを弄んだ。



きっと一生われ狗







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あきゅろす。
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