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あと少し……




余命を言い渡されてから早1週間。


この学園は変わりつつあった。



毬藻によって学園内は荒らされ、

常に傷害事件や器物破損届けがたえなかった。



その処理はやはり葵しかやる人がいない。

風紀委員会にもこれ以上迷惑はかけれなかった。


そしてついに学園の生徒にも影響しはじめた。



ある日

葵がめずらしく食堂に行ってみると


急に食堂にいた生徒が騒ぎ始める


ざわざわ……ざわざわ…


どうしたのか気になって耳をすませてみると


『ねえ聞いた??』


『知ってる知ってるー!!』


『あれでしょ??』




『『会計様が生徒会の皆様に仕事やらせてるって』』




『し、か、も、

転入生にひどいこと言ったらしいよー』


『うわー最低じゃんー』



………


どんどん声が遠ざかっていく


どうして自分はこんなにも周りから否定されるのだろうか


なにも悪いことしてないのに



おれはいらないこなの??



思わず俺は食堂から逃げるように走って出ていった








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