[携帯モード] [URL送信]

あと少し……
2



まあでも

言われるだけは腑に落ちないからちょっとは言っておこう。


葵「ごめんねー??
いつも寮の自室で仕事してたんだー
俺はーちゃんと仕事してるよー??



仕事してないのは会長達のほうじゃない?」



俺のいつもの間延びした話し方ではなかった。


生徒会メンバーはそれに気づいたのか少し驚いている。


でも

毬藻はそんなことに気づくはずもなく、



姫「俺の大切な親友に酷いこと言っちゃダメなんだぞ!!
謝れよ!!」

騒ぎ始めた。


さらに


麗「そうですよ!!
しっかり仕事をしてください!!

仕事をしないなら出ていってください。」


双「「そうだそうだー
あんたみたいのがいると空気が汚れるんだよー!」」


拓「…じゃ、ま……」


竜「不快だ。早く立ち去れ。」



生徒会メンバーも毬藻のあとに続いて反論してきた。

自分たちが仕事をしないのに
どうやら開き直ったようだ

チッ…

マジでこいつら学習しねえな



葵「そうですか。
貴方達はそういう冷たい人だったんですね。
俺と初めてあった時から転入生がくるまで知りませんでした。


見損ないました。




…今まで楽しいと思ってたのは俺だけだったのかな?」

俺は誰にも聞こえないような小さな声で
そっと呟いた。



目から何かが溢れだしそうなのを堪え

手には大量の書類を抱え

俺は生徒会室を去った。







[*前へ][次へ#]

9/10ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!