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What!?逆トリップ
【6】ファミリー
「10代目っ!無事でなによりス!」


「急にいなくなるから心配したんだぜ、ツナ」


「ダメツナが、急に消えやがって…」


「ほんと、それでも君ボスなの?」


「まったく素直じゃないですね、雲雀君は。心配したと素直言ったらどうですか…?」


「…咬み殺「まぁまぁ、二人共落ち着けって、ツナが無事だったんだから良かったじゃねぇか」


にかっと笑いながら止めにはいる山本さん。


みんな10年後の姿だが、性格や雰囲気は、変わっていないようだ。


…なんでツナさんだけ、こんなに性格変わったのか疑問を抱く仁美だった。

「いつまで拗ねてやがる」

「……別に」


…気に入らない…仁美とのキスを邪魔されたこともだが、それ以上に…


仁美が皆を嬉しそうに見ていることが…


俺はいつからこんな嫉妬深くなったんだろう…と深いため息をはいた。


「はぁ…お前らはどうやってここに来たんだ?」


「ん?俺は野球の球追ってたらここに」


「俺は10代目の声が聞こえたんで」


「さぁな…」


「僕は昼寝してたんだけどね…」


「クフフ…僕に不可能はありませんよ。」


みんな無茶苦茶だな…オイ

特に骸とか言ってること意味わかんないし…


ますます解らなくなってきた…。


ふと、隣にいる仁美を見て驚いた。


「仁美!?なんで泣いて?どうかした…?」


涙を流す仁美に動揺してしまう。


『いや、なんでもないんです!…ただ…』


「ただ…?」


『ツナさん達見てたら、ファミリーって、いいなぁって思って…家族が恋しくなっちゃいました…』


そういって無理して笑う仁美。そんな辛そうな顔するなよ…


「…決めた!仁美、お前も今日から、俺達の大事なファミリーの一員だ」

『え…?』


「よろしくな、仁美!俺は山本武。仲良くしような!」


「…獄寺隼人だ。10代目に迷惑かけるなよ!…まぁ、なんか困った事があったら、俺に言えよ…」


「僕は六道骸です。クフフ、可愛い仁美の為なら、なんだってして差し上げますよ」


「…雲雀恭弥だよ…気に入らない奴がいたら、僕に言いなよ、咬み殺してくるから」


「まぁ、よろしくな、仁美。俺はリボーン。」

『はい、よろしくお願いします!』



ファミリー…家族か…皆、あたたかい…


こんなに家が、賑やかなのって、いつ以来だろう…


ありがとう、皆。これからよろしくね。


こうして、私と彼らの愉快な同居生活が始まったのでした。


 君はファミリー


《おまけ》

「そうだ、仁美は俺のだから手出さないでね?」

「(殺気!?)…!了解っス、10代目!」


「僕に指図しないでくれる?咬み殺すよ…」


「んー…さすがにツナの頼みでもなぁ…」


「ダメツナが、寝言は寝て言え」


「クフフ、それは無理ですね…恋愛は自由ですよ?綱吉君」


「…みんないい度胸だね(黒笑)」


今、静かに恋のバトルの火花が散らされた。


(『?…何みんなでこそこそ話してるんだろう?
しかも、なんかみんな黒い気が…』)


仁美は誰にも譲らない


続く!

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