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What!?逆トリップ
【4】アイサツ
ただ今俺は自己嫌悪に陥っている…


何やってるだ、俺…嫌われたかも…

いきなり初対面のこいつ…じゃなかった、仁美にキスしてしまった…しかもディープまで


…俺は完全に変態じゃないか…嫌われたらどうしよう…とか俺は柄にもなく考えていた。

「…仁美」


俺は名前を呼び、まだ気を失って眠っている彼女の頬に優しくて触れた。


最初はちょっとしたイタヅラ心で、からかうつもりだった

…しかし、彼女の…仁美の悲しそうな顔、そして笑顔を見たとき俺は…


笑顔も泣き顔も君のすべてがみたい…そう思ってしまった。

どうやら俺は本気で仁美に惚れてしまったようだ。

…とりあえず仁美が起きたとき、さっきの言い訳を必死に考えよう…嫌われたくないし……




『んっ…?』

「…!仁美?起きた?」

『あっ、はい…おはようございます、ツナさん』


「あ、あぁ…」


まだ眠いのか、片手で目をこすっている。…そんな小さな仕草でさえカワイイ…
…やばい…俺は相当、重傷かもしれない


まだ会って一日も経ってないのにな…ここまで夢中になったのは仁美が初めてだった。


そんなことを考えながらも俺は嫌われてないかと、内心びくびくしている。


なにヘタレになっているんだ、俺は……さて、どうするかな…

『ごめんなさい!!ツナさん!ごめんなさい!』


「…はっ?」


いきなり謝りだす、仁美。全く状況が読めない

…とりあえず嫌われては、いない…みたいだな…と安心した。

「仁美…どうして急に謝るの?」


『えっ…だって、その私…

…【アイサツ】の途中で気絶しちゃって…その…慣れてなくて…』


「…は?」


アイサツ?アイサツって…まさか…


『イタリアのアイサツって本当にあついキスなんですね!』


びっくりしました!と笑う仁美……誰だよ、こいつにそんな事教えたのは…

『これからよろしくお願いします!ツナさん!』


「…!あっ、うん」


そしてまた笑顔の君にドキっとした。

……まぁ、今はアイサツってことにしておくか…今は…ね…


《おまけ》

『ツナさん、空いている部屋は沢山あるんで、好きな部屋使ってください!』


「ん?いや、俺は仁美と一緒の部屋使うよ。仁美とずっと一緒にいたいし…(にっこり)」


バターン


…おもしろい…


つ…続く…

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