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What!?逆トリップ
【3】これから
私ついに、妄想と現実の区別がつかなくなってしまったんだろうか…


さっきいきなり現れたあのススキ色の髪の男の人がツナだなんて


…まさか、夢でしょ!うん、そうだ、夢なんだ。


私ったら疲れてるんだな…そう思い目を開けた。


「あっ、よかった!いきなり気絶するんだから、心配したよ!大丈夫?気分はどう?」

『…おやすみなさい』


「えっ!?ちょっ、どうしたの?」

母さん、私はもうダメかもしれません…

「落ち着けって」

ちゅっ

『ふぇあ?』

今この人私のほっぺに…

「…クスッ、キスしただけだよ?それともこっちが良かった?」


そういい、彼は私の唇を触って来た。

『何するんですか!いきなり!』

「だって、君がいけないんだよ?俺を無視するんだから…」

そう言って彼は妖艶に笑った。さっきとは全く違う感じ…

『あなた、二重人格!?』

「あなたじゃなくて、綱吉だよ。二重人格とは酷いな
…上手く使い分けてると言って欲しいよ。
でもまさか、こんな早く使うとは思わなかったよ?(黒笑)」

やっぱりこの人が、あのツナなわけない!


私の好きなツナは天使だもの!こんなエロ悪魔なんかじゃない!


「ねぇ、名前…まだ聞いてないんだけど…(黒笑)」

…なっ!なにこの人、笑いが黒いんですけど…やばくない

…と、とりあえず落ち着こう…

『私の名前は仁美』

「フーン…ところで仁美はこんな大きな屋敷で一人で暮らしてるの?」


いきなり呼び捨てですか…まぁ、落ち着こう、私!


『うん、両親は今外国行ってるの。忙しくてなかなか帰ってこれないし…だから私は一人で暮らしてるの』

「そっか…それじや、寂しい…『…っ!寂しくなんて…ない』

今更寂しいなんて…


「嘘つき。じゃあなんでそんな泣きそうな顔してるの?」

『えっ?』

…私そんな顔してた?


ギュッ…

『…!なっ!何抱き着いて…』

ただ今、後ろから抱きしめられている状態である。


「俺がいるから…」


『…えっ?』

「これからは俺が仁美の側にいるから…だからそんな顔するなよ…」


ぎゅうう…彼は私を抱きしめる力を強くした。


『ツ…ツナさん。苦しいです!』

そういうと、彼は渋々離してくれた。

私は彼に向き合った。


『ありがとうツナさん!これからよろしくお願いします!』

「…!」

私は精一杯の笑顔をした。ツナさんは、なぜかすごく驚いた顔をした。


ん?なんでツナさん顔近づけてくるの?えっ?頭ぶつかるよ?えっ?


ぶつかるっと思い、私は目をぎゅっと閉じた。


「…仁美 …」


えっ?名前を呼ばれて目を開けると、ツナさんの顔がドアップに…そして…唇に…

チュウッ

『んっ…んー』

何度もキスされ、苦しくて口を開けると今度は舌が入ってきた。

そして舌を絡み取られて…

『あっ…んぅっ…』


「んっ、仁美…」


私はここで気を失った。


「…仁美?やっぱり気絶しちゃったか…本当カワイイ。
…今すぐにでも君を手に入れたいけど…嫌われたくないしね

…絶対、俺を好きにさせるからね

…今はまだ我慢するよ、おやすみ
仁美、愛してる」

チュッ


続く…

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