捧げ夢
『気付かなかった気持ち・後編』【初代・切→甘裏】☆11111Hit☆伊織様に捧げます!
『へ…?…ひゃっ…!?』
ジョットは軽々と伊織を抱き上げると、執務室の奥の部屋にあるベッドへと向かった。
ポフンと優しくベッドに押し倒されると、すぐにジョットが覆い被さる。
『…ジョット…』
これからするであろう行為に、顔を真っ赤にする伊織。
そんな彼女を、愛おしそうに見下ろすジョット。
この部屋はジョットが疲れたときの為に睡眠用にされている。
(…よく書類整理のとき、さぼってここで寝ているが…。)
その為カーテンは閉められていて、明かりはベッドの脇にある電気スタンドのみである。
その明かりがジョットを妖しく照らす。
凄く色っぽくて、思わず見惚れてしまう。
さっきシャワーを浴びて、着やすいバスローブを着ていたが、ジョットによって脱がされていく。
『…っ』
「伊織…綺麗だ…」
ジョットに全て脱がされ、見つめられ、彼の熱い視線に、顔が熱くなるのがわかる。
ジョットは伊織の肌に手を滑らせる。
そしてその手は傷の所で止まった。
伊織の肌に残る数箇所の切り傷。
カナーザによって、ナイフで服を切られた時についた傷である。
伊織の綺麗な肌に痛々しく残っていた。
「…やはり…あそこに居た連中全て、消してくれば良かった…」
『ジョット…』
「伊織…私が全て消毒してやろう…」
『んっ…あっ!』
首、肩、胸の傷口を舐められていき、所々吸われ、跡を付けていく。
いわゆるキスマークと言うやつだ。
「…可愛い声だな…感じているのか…?」
『…!!そっ、そんなんじゃない…!』
余裕な顔で聞いてくるジョットに悔しくて否定をする。
「…意地っ張りだな…クスクス」
するとジョットに何か火が付いたようで、妖しく笑う。
『あっ…!ジョットそこは…関係な…んっ!』
秘部に手を伸ばすジョットに抵抗すると、唇を奪われた。
何度も何度も舌を絡めとられ、歯列をなぞられ、激しく口内を犯される。
その激しいキスに頭がぼうっとなり、抵抗するのも忘れて感じてしまう。
「…はぁ、伊織…私に伊織の全てをくれないか…?」
ようやく唇を解放されると同時に、ジョットは顔に触れるか触れないかの所で尋ねてきた。
彼の熱い吐息と、眼差しに心臓が高鳴る。
『いいよ…、私もジョットの全て、欲しい…』
「伊織…!」
そう言うと、ジョットは本当に嬉しそうに笑い、何度も名前を呼びながら、嵐のようなキスをする。
『…んっ、ん…』
キスに夢中になっていると、ジョットの手はそっと伊織の胸に触れ、優しく揉み上げていく。
『ん…っ…ん…っ』
胸を揉んでいたジョットの手は、敏感な乳首を愛撫する。
『あ…っ…やっ…んっ』
ジョットの綺麗な長い指で、器用にくりくりと円を描くように刺激する。
そして尖っていく伊織の胸の飾り。
「可愛い、私の伊織…もっと乱れた姿見せてくれ」
『あ、っ…んっ、あっ、あぁ…っ!』
ジョットの片方の手は、ゆっくりと伊織の秘部へと移動し、秘豆に触れる。
『あっ、やっ…!ジョット…、そこは、だめっ…!』
「伊織…」
秘部を激しく上下に擦られ、秘豆を潰され、伊織はあっけなくイってしまった。
『はっ、あっ…ジョット…』
「…伊織、すまない、もう我慢できない」
『へ…?ああっ…!』
ジョットはそう言うと、自身を取り出し、伊織の中に入れる。
そして細い腰をしっかり持ち、何度も激しく突き上げられる。
突き上げられる度に、伊織の唇から漏れる、甘い嬌声が部屋に響く。
『あっん…、ジョット…もう…』
「はぁっ、伊織、イきそうか…?」
尋ねると顔を真っ赤にしながら頷く。
「一緒にイこう、伊織」
『ひゃああー…!』
「くっ…伊織…」
一気に最奥を突かれ、その激しい快感に伊織はイき、ジョットもその締め付けによってイったのだった。
―――――――
――――
――
『ジョット…苦しい…』
「………」
(無視ですか!)
激しい情事の後、ベッドで抱きしめあっている。
というか、ジョットが離してくれないのだ。
そろそろ苦しくなってきたので、離してほしいのだが、彼はその気が全くないみたいで、離してくれない。
『ジョット!いい加減にしないと、怒るよ!』
「…夢みたいでな…」
『夢…?』
「伊織が私のものになってくれるなんてな…夢みたいだ…」
『…ジョット…』
今まで気がつかなかった、この気持ち…、今ならはっきり言えるよ。
『ジョット、愛してる』
とびっきりの笑顔で貴方に伝えたい。
「…!伊織、私も愛してるぞ…!
よし、決めた!明日結婚しよう、伊織」
『えっ?…ジョット、結婚って…私と…?』
「…他に誰がいる、それとも嫌…か…?」
そう言い見上げてくるジョットにドキッとする。
『…っ、嫌じゃないです』
「…!伊織愛してるぞ!」
『えっ?…ジョット…な…何?』
「可愛い伊織を見ていたら、我慢できなくなった…」
『ジョット…っ、あ、ん…っ、ああっ…!』
その後ジョットに、美味しく食べられた伊織だった。
そして翌日、ジョットの宣言どおり伊織とジョットの結婚式が行われた。
終わり!
《おまけ?》
伊織が疲れて寝てしまった時…。
私は伊織を起こさないように、静かに嵐に電話をかけた。
「プリーモ、どうかされました…?」
「嵐…、頼まれて欲しい事があるんだがいいか?」
「はい、お任せください!それで、その内容とは一体…?」
「伊織との結婚式を明日したいんだ、頼んだぞ嵐」
「えっ!?ちょっ、プリーモ…結婚式って…、それにいきなり明日とか無理ですよ…!」
「嵐…私の右腕である、お前にしか頼めないんだ…期待しているぞ」
「…!お任せ下さい、プリーモ!立派な結婚式にしてみせます!」
――――――…
そして次の日、過去最大の結婚式が、盛大に行われたのだった。
今度こそ終わり!
《伊織様へ》
切り番11111Hitありがとうございます!
書くが遅くなってしまい、すみませんでした…!
リクエストのジョット、切→甘→裏夢、書かせて頂きました!
気にいって頂ければ幸いです…(汗
リクエストありがとうございました! ヒロ
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