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Beautiful Blood
【6】所有の証
「…ん…」

気付くと俺は、ベットで寝ていた。

『…んんぅ…』

「…美優?」

起きたのかと美優を見たが、どうやら寝言のようだ。

隣で眠る、愛しい彼女を見て顔が緩む。


「美優…」

疲れたのだろう…
…無理させすぎたな…


美優が可愛いくて、歯止めが効かない。


あの後、気絶した美優を、抱きしめて、横になり、そのまま寝てしまったようだ。


「美優…早く起きて…愛してる…」

眠る美優の頬にキスをする。

しかし、それだけじゃ物足りなくて、美優の唇に触れるだけのキスをし、段々と深いものへと変わっていく。

『ん…っ!…んぅ……んーっ…やっ…んぅ…っ』

息苦しくて美優が起き、抵抗してくるが、止める気は全くない。


美優の唇をたっぷりと味わい、名残惜しかったが、ゆっくりと唇を離す。

『…はぁ…っ…』

「おはよう、美優…
身体、大丈夫?ちょっと無理させちゃったね…」

優しく、美優の頭を撫でると、顔を赤くし、顔をそらされた。

…またそうやって煽って…

美優の一つ一つの仕草が、可愛くて可愛くて…

抱きたい、という衝動に駆られるが、無理はさせたくないので、我慢する。


『あの…綱吉さん…』

「綱吉だよ、美優」

『…っ、綱吉…私、家に帰りたい』


「駄目だよ、帰さない。

それに無理だよ…美優は、俺と契約をしたんだからね。」

『…?』

何を言っているのか、分からない、という様子の美優。


「美優、首を見てごらん…」

そう言い、美優に鏡を渡す。

美優は素直に鏡を受け取り、首を見る。

『…!』

「その首の印は、特別だから、簡単には消せないよ…?
所有の証…みたいなのかな
…契約は、俺の意志で切ることしか出来ない…

もちろん、俺はそんな事しないけど…ね」


困惑して、固まる美優を抱きしめ、言葉を続ける。

「美優…君は俺のものだよ…ずっと…ね

それがある限り、美優は、俺から逃げることは出来ないんだよ」


逃がさない…

美優は俺のもの

To be continued…

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