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アリスインワンダーランド



「アリス、僕が好きなんだ?」


「っな…、な…!」

「なな?」



「な、何を根拠に…」


「……アリスは僕が好きだよ」


そんな真面目な
顔で言われても…


「そして
 僕もアリスが好きだ

 分からない?…アリス」



「う………、うん…」

アリスはしどろもどろになる。

「分からないなら…」

あごに優しく手を添えられて


「チェシャ、」



「静かに…」


「な、…ん…!」



最後までいいおえないうちに


チェシャ猫の綺麗な顔が近づいた。



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