アリスインワンダーランド
5
「だって、
アリスは僕のもの」
…さて。
不思議の国
午後のお茶会
アリスが
チャイティーに
口をつけるなりこの発言。
…聞き流しておこう。
"僕の"っていうのが
気になるけれど。
「…チェシャ、
そろそろ髪切ったら」
「アリスがそう言うなら」
アリスはやれやれといった風に
肩をすくめて、懐中時計を取り出す。
「…そろそろ、
パンを買いに行く時間ね」
チェシャ猫は黙って
お茶会の片付けを始めた。
[*back][next#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!