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銀木犀
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カクテルを一口飲む。


甘酸っぱくて
淡くてきれいな

「初恋のカクテル」



「もう、
 時間かな」


正面のドアが開いて
女の子が現れる。



「いらっしゃいませ
 栗山真琴さん
 銀木犀にようこそ」 

女の子は困惑して、
きょろきょろする。

「……、ここは…」

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