斑雪
仕事の山積み
「ひえぇーー…」
書類の山に目を回してしまう私。
先日の大使館爆破事件の始末書に追われています。
助けてぇぇ!
「無理です〜もう手がつりそうー!!」
「いちいちうるせェな…黙ってやれ、黙って」
隣で一緒に始末書を始末しているのは毎度お馴染み土方さん。
土方さんには昔っから迷惑かけっぱなしで悪いんですが…今はヤバいです、一人だったら終わらないや。
「あとどれくらいですかね!?」
「あ?まだ半分も終わってねェよ。口より手を動かせ」
「……ちっ」
既に太陽は任務を終えて地平線へと沈んで行き、辺りは静寂に包まれる。
こうして始末書を二人で片付けるのって久しぶりだな。
土方さんの横顔を見上げてため息をつく
綺麗な顔だなぁ…瞳孔さえ開いてなきゃ文句のつけどころが無いのに。
「ひとの顔みてため息はねェだろ」
目だけをギョロリとこちらに向けた土方さんはご立腹の様子。
「す、すみません」
机に突っ伏せてガリガリガリガリと筆を走らせる。本当、面倒臭い
早くお風呂入って寝ようーっと。あっ、まだ仕事があるんだった
「コラ、集中」
土方さんの拳骨が私の頭に降ってきてあまりの痛みに叫び声をあげる。
いってーな、暴力変態!!
…とは言わず大人しく頷く私。
仕事の山積み
元はと言えば沖田さんがバズーカ持ってたからじゃね?
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