斑雪
仲間という希望
「いっで!!あたたたたッストップ、ストーップ!!」
女中さんの手を掴んで、血走った目で必死に抗議する
「あの…燐ちゃん。やっぱり消毒しなきゃ心配じゃない?全身傷だらけよ」
「いい、いいです!この通り私は元気です……うっ」
腕を回して元気な事をアピールしたのだが体に激痛が走る
「ほら、まだ気持ちに体がついていってませんよ。早く治して皆と仕事してください」
燐の有無も無しに女中さんは消毒液を容赦なく垂らした
「いぎゃあああああ!!」
暴れまくる燐を見かねた女中さんはというと。
「沖田さーん!!」
あっ せこい!
「何ですかィ?燐をなぶっていいんですかィ?」
「いや…燐ちゃんを押さえてて欲しいだけなんですよ」
「…チッ」
「あの!チッて何!?今何か聞こえましたよ!?」
「あっ、あと俺が上司として責任持って消毒しときまさァ。任せなせィ」
「あら、そう?じゃあよろしくね」
「やめてェェえぇェ!!」
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