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こねことおおかみ/完結


「はぁ。だからさっき上でしろっつったろ」

「んーだってさっきはしたくなかったんだもん」


「ほら、そこらへんでしてこい」

「むー」


「・・・・ちゃんと待ってるから」

「・・・・・(コクリ)」


トテトテ急ぎ足で林に入る凛










「ここらへんでいっかなぁ」

「にゃぁん」

「あ、みゃーこさん連れてきちゃった・・・ん〜・・・










    あっち向いててね?」

「にゃっ」




▽▽▽▽▽





「ふぅぃ〜〜。おまたせみゃーこさん、もういいょ」


律儀に後ろを向いていた都に謝り、リードを引いて戻ろうと促す。




ガサッ!


「むっ!リスさんっ!?」

ガサガサっ ばっ!













「「見つけたぞ涼宮凛っ!!」」









「・・・・・・はぁー」

またリスじゃなかった・・・

と、しょんぼり引き返そうとする凛の腕はぐぃっと掴まれてしまった。

「・・・・・何?」

「っ柚羅様に近づくなって警告しただろっ!いい加減にしろっ!」

「(むっ)・・・またその話?  
  むーくんが待ってるの。離して?」




「・・・・っ!!!ふざけるなっ!!」

ドンっ!!



ずるっ

「え」

「あ・・・



   うわぁっ!!」

突き飛ばされた凛の小さな体はよろけ、踏み込もうとしたところに地面は無かった。


(落ちるっ!!)

そう感じた凛はとっさに都をぎゅっと抱き込み


ズザザザザザーーーっ・・・・・ドスンっ!!







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


















「っ!い、行こっ!!」

「う、うん・・・っ!」






凛がいたはずのそこには、静寂だけが残されていたーーー。

<*わんにゃん#>

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