こねことおおかみ/完結
2
今日一番の雷鳴が響いた瞬間ーーー
自分を求める愛しい声が聞こえたーーーーーー
▽▽▽▽▽
「むーくんたすけてぇっ!!むーくんっむーくんっ!!」
「凛っ!!!」
自分を安心させてくれる低く懐かしい声が聞こえたと思ったときには
凛はもうその力強いぬくもりに包まれていた
「ふぇ・・・・む・・・むーくん・・・?」
「あぁ」
「うっうぇ・・・むーくんだぁ・・・」
「そうだ」
「うぅ・・・ふっふぇん・・・っ!ヒックッ
むーくん・・・っ!!!」ぎゅぅ・・・っ
その広い背中に手を回し、震える手でしっかりとしがみ付くと、強くなる自分を包む腕の拘束が
苦しく
優しく
りんには酷く嬉しかった。
<*わんにゃん#>
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