湯雲外伝録〜3rd〜
砂原の真・秘境
−砂原−
ラオウ:はぁ…はぁ…参った
ラオウ:我とした事が…この広大な砂原で……迷ってしまった
ビオ:参ったニャ……あぁ…あぁもう最悪…
ラオウ:しかし…どうしてこうなった…
ビオ:ディアブロスと戦ってて、瀕死になったから追いかけてたら、急に砂嵐が起きて吹っ飛ばされて、いつものエリアから大分離れちったのニャ
ラオウ:ぬぅ…災難にもほどがあるな…参った…
ザ…ザ…ザ…
ビオ:あれは…いい目してんねサボテンね〜だニャ…
ラオウ:いかにも
ビオ:ラオウさん…ぼくもうダメニャ…(バタ…)
ラオウ:ぬっ!ビオ…!大丈夫か!?
ビオ:クーラードリンクももうにゃいし…喉も渇いて…暑くて…もう歩けニャい…
ラオウ:ビオ…!しっかりしろ!此処で倒れてはダメだ!ビオ!ビオ!!
ビオ:………
ラオウ:ビオ!!ビオ!!ビオ!!ビオ!!
ビオ:………
ラオウ:ビオ!!ビオ!!ビオビオビオビオビオ!!!
ビオ:…も…もうちっと頑張ってみ…るニャ…
ラオウ:それで良し!!さぁ行くぞ!
ビオ:ニ…ニャぁ……ニャ!?
ラオウ:む?どうしたビオよ
ビオ:ラオウさん…前を見るニャ…!
ラオウ:前だと…?一体前に何があると言うのだ!
ビオ:ま、前を見るニャ!
ラオウ:マイアミ・ルニャ…だと…!?誰だそいつは!まさかお主…主人を乗り換えようとしているのか!?
ビオ:オアシスニャよラオウさーん!
ラオウ:オアシス…いらん!歩くぞビオよ!
ビオ:いや死にそうだってばよ!!
チャプ…
ビオ:おあ〜本物だったニャ〜!(ペロペロ)うまいニャ〜
ラオウ:仕方あるまい。少々休憩するか
ビオ:ウマウマニャ〜
ブク…ブクブク…
ビオ:ニャ?
ラオウ:なんだ…泉から今…
ビオ:なんか生き物がいるのかもニャ
ラオウ:ビオ…気をつけろ。大型モンスターかもしれんぞ!
ビオ:こ〜んな小さい泉でおっきいのなんて出るワケニャいニャ〜あははは
ラオウ:!!
ブクブク!!ザバァーン!!
ビオ:ニ゙ャァアア!!
ラオウ:(スッ…ジャキン!)下がれビオ!
ビオ:ニャァアア!!………ニャ??
ラオウ:ぬ…、ぬ!?
女神様:ようこそ。我が泉へ
ビオ:ナ…
ラオウ:ナギ…サ…だと?
女神様:わたくしはナギサと言う名前ではありません。わたくしは女神様と申します。
ラオウ:じ、自分で「様」を付けただと…!?
ビオ:女神様!なんでへそ出しニャ!?
女神様:わたくしを見た者は決まってそう言います。しかし我々神達の住む場所では、女性は皆へそ出しですのよ。
ビオ:ニャんだってー!
ラオウ:凄まじいな…。しかしお主…我らの仲間のナギサというハンターにそっくりであるな。泣きボクロまで…
女神様:おほほ。そうなのですか?それはまた偶然ですこと
ラオウ:いや…もう少しナギサの方が若いか…?
女神様:あぁ!??
ラオウ:!
女神様:なぁあんだってぇええ!!??
ラオウ:あ…いや!すまぬ!
女神様:てめぇ誰がそのナギサより老けてるってぇコラァア!!!知らねぇヤツに負けんのなんかムカつくんだけどよォオ!!おぉ!!?
ビオ:うぁーやっぱり怖ぇー!!
ラオウ:気のせいだった…!お主も若い!…ぬお!?
女神様:ハイドロブラスト!!
ラオウ:何ぃ!?ビオ!遠くに逃げ…
ザッバァアアァーン!!!
ラオウ:ごぉぁ…!
ビオ:ぶぅお…!
ザザァ〜……
女神様:失礼なハンターですね…!もうわたくしの泉で休ませてあげません!では!
ザブ〜ン…ブクブク…
ラオウ:ぐっゲホッ…ゴホッ…なんという女神…
ビオ:ぷぁ〜…ゲッホ!…死ぬかと思ったニャ…ラオウさんなに言ってんのニャ…!
ラオウ:いや…すまぬつい心の声がな…出てしまった
ビオ:まぁ…間違ってはいないと思うけどニャ
ラオウ:やはりビオも分かってくれるか…ぬはは。…ん?
ビオ:ん?ニャニャ!!
ラオウ:ここは…砂原のエリア10か…?
ビオ:そうニャよね!?やったー!わからんけど戻れたニャー!
ラオウ:…ぬははは…奇妙な体験だったよしビオよ!ディアブロスにトドメを刺しに行くぞ!!
ビオ:ニャッハー!
−集会浴場−
リュウ:うぉおお!ユクモラムネケーキうめぇえ!!
ソラ:ニャ…?
キース:うぉ〜…リュウさんマジすか…?
ナギサ:リュウひとくち〜
リュウ:お前…!俺のスプーンで?
ナギサ:うん
リュウ:お、おぁ…ほい
ナギサ:(パクッ)ん!
ハンク:ナギサん!美味しい〜?
ナギサ:思ったより全然美味しいわ!ハンクちょっと食べてみてぇ〜
ハンク:いただきニャ〜す
キース:ナギはよく勧めるなぁ…
ラオウ:ふぅ。角2本頂いたぞ…ディアブロスよ
ビオ:甲殻ぶん取ったニャ〜
おいも:あ!ラオウさんとビオだニャ!
リュウ:おぉーお帰り〜
ラオウ:ただ今帰った皆の衆。ぬ。
ナギサ:ラオウ〜!ラオウの分もユクモラムネケーキ頼むわね〜
ラオウ:ラムネ…う、うむナギサよ
ナギサ:ん?
ラオウ:ナギサはずっと此処に居たのか?
ナギサ:え?うん、いたわよ?なんで?
ラオウ:いや…砂原のオアシスに…女神という者が居てな
キース:ラオウさん何言ってんすか!?
ソラ:砂原にオアシスは無いニャよ?
ラオウ:うむ…我も信じられん光景だったが…そやつに誤って口を滑らせてしまったら…物凄い形相で津波攻撃されてな…
リュウ:マジか!?一体何してきたんだラオウ!
ナギサ:その女神さんには何て言ったの??
ラオウ:う、うむ…そやつはナギサにそっくりでな
ナギサ:えー!
ラオウ:だが、ナギサより若くはない…と言ったのだ
ナギサ:えー失礼ー!
ラオウ:す、すまぬ…
ナギサ:だってそれあたしのお姉ちゃんよ〜!?
ラオウ:何ぃ!?
ビオ:ニャに!?
リュウ:マジで!?
おいも:ホントかニャ!?
キース:てか居たの!?
ソラ:知らなかったニャ!!
ハンク:あっちがナギサんの事で知らない事があったニャんてー!
ナギサ:ウソよ!!!!!
リュウ:なんだお前ぇー!!!
ラオウ:なにぃ…
ナギサ:でも嬉しいわッ!ラオウありがと
ラオウ:いや…とんでもない…
ナギサ:でもまぁ〜あたしまだピチピチの18だしねッ
キース:何歳か聞いてこりゃ良かったんじゃないすか!?
ビオ:ニャ…その手があったニャね
ラオウ:なるほど…ぬはは、まぁだが恐らく二十代後半とかそんな…
ブクブク…
ラオウ:!!!
ビオ:!!!
リュウ:なんだ…今温泉がブクブクって…
ラオウ:ビオ!今日はもう就寝だ!!ダッシュだ!
ビオ:ニャハー!
だだだだ!!
村人:温泉の中で屁ぇこくんじゃねーよお前〜!
村人:わり〜マジおれチョーちょいワルじゃぁ〜ん!!
ナギサ:ラオウほんと砂原で何してきたの…
END
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