湯雲外伝録〜3rd〜
スーパーヒート
−リュウの家−
リュウ:いや〜ラオウがうちに来るの久しぶりだな〜
ラオウ:うむ。しかしリュウの家は、もえないゴミが大量にあるな
リュウ:いいか?よく聞けよ?9割お前から貰ったゴミだ!
ラオウ:むっ、そうだったか?ぬっはっはっは
リュウ:まぁいいさ。烏龍茶でも飲もうぜ
ラオウ:何ぃ!?リュウの家には烏龍茶があるのか…!?
リュウ:え、うん。あるよ?
ラオウ:え、うん。あるよ?…だと…?
リュウ:う、うん
ラオウ:…!!
リュウ:……?
ラオウ:…………
リュウ:………?
ラオウ:解せぬ!!!
リュウ:何がだよ!!普通にスーパーで買ったんだよ…!ラオウも行ってきたらいいじゃん
ラオウ:そうか。ならば後日買いだめをしよう
リュウ:買いだめ…。あっ、ミュージックヌテーション始まる時間だ!さぁ今日は誰が出るんだ〜
ラオウ:ぬ、音楽番組か。我も見るとしよう
パチッ
『はい〜最初は「BKM48」で〜す』
『ヨロシクお願いしま〜す』
リュウ:あ!BKMだ!!ラオウ!!BKMだぞ!?
ラオウ:…リュウはなんだ…こういったヤツらが好きなのか…?
リュウ:いや好きじゃねぇよ!!バカ言えお前…!俺は清純派ハンターだぞ!?こんなアイドルの集まりなんか!好きだぜ!
ラオウ:そうか…このミーハーが!!!
リュウ:ちがう!!好きっつってもアレだぜ…?こん中の2人くらいしか実は好きじゃない
ラオウ:何?一体全体どいつとどいつが好きなのだ?
リュウ:コジハルとアッチャン
ラオウ:ま…またリアルな所を…
『今回のヘビーボウガンションは皆で盛り上がれる曲になっていて、カラオケとかで歌ってもらいたいな〜なんて思います!』
『なるほどね〜!んなこた無いんだよ〜!』
リュウ:タモソさんヒドくないか…!?
ラオウ:うむ。んなこた無い、である。
リュウ:お前まで…!うお〜しかし楽しみだなぁ〜録画しようかな〜
ラオウ:そんなにか…お主…
『あ!そうそう!わたし達今から歌うんですけど、曲の最中にこの飴玉を30コお客さん達に向けて投げます!』
リュウ:おっ、なんだ?なんかやる気だぞ…?
『で、見事この飴玉をゲットされた方はなんと!……』
リュウ:なんだ…!?
ラオウ:ぬ?
『握手権獲得者となり!番組終了後の握手会でわたし達と握手できちゃいます!!』
リュウ:うそマジでぇ!!??マジでか!!?おいマジかよ!!!
ラオウ:………
『騒がしくなりそうなので、皆さん焦らず落ち着いてわたし達の歌を堪能してくださぁ〜い!♪』
ラオウ:というか…天狗集団だな…こやつら
リュウ:ルァアオ〜ゥ!!!こうしちゃいられねぇぜ!!早くミュージックヌテーションのスタジオ行くぜ!
ラオウ:なっ…!我もか!?
リュウ:当たり前田のアッチャンだろ〜〜ぃ!!!確率が2倍だぜ〜!!?
ラオウ:リュウよ…テンションがマズいぞ…ま、まぁ良い…ダッシュだリュウ!
リュウ:強走薬グレート!!(グビッ!)うぉおおお!!!
ラオウ:……
−ミュージックヌテーション−
−スタジオ内−
ガチャリ…
リュウ:うぉ!?
ワァ〜〜!!
リュウ:うわ歌ってる…!飴玉は飴玉!?
ファン:イェ〜イ!!
リュウ:なぁあんた!!飴玉はもう投げたのか!?
ファン:お?まだみたいだよ!ん?…あっ!今投げるみたいだぞ!
リュウ:なに!!??
『アイウォンチュー!!♪(ポ〜イ!)』
ワァ〜!!
リュウ:あ!!ヤベ!!遠い…!!ちくしょー負けてられるかぁあ!!
ポ〜イポ〜イ!
ファン:やった〜取れたぁ〜!
ファン:おれもー!
ファン:わたくしもー!
リュウ:くそー!!コジハルこっちぃい!!投げてくれー!!!
ポ〜イポ〜イ!
リュウ:あ!きた!貰ったぁああ!!!
パシッ!
リュウ:な…!!?取られた…!
店主:ほっほっほ。アイゲッチュ〜♪じゃ
リュウ:ほぉ〜…どこのハイパー露出ジジィか存じねぇが…ずいぶんと派手なマネしてくれんじゃねぇか…
店主:ほっほっほ!わしから奪ってみしぇろ〜!
リュウ:やってやる!!待てぇええ!!!!
ワァ〜〜!!
−午後9時−
リュウ:はぁ…ダメだったちくしょぉ〜あの裸ジジィ…人混みに消えてったから捕まえられなかったし…取れなかったし…ダメダメだった…
リュウ:ん、そういやラオウが居ない…!俺がスタジオに入った時にはもう…!ヤバい夢中になりすぎて仲間の姿見えてなかった!ちくしょーBKM48め!もうファンやめ!嫌い嫌い!…ん?
ザッ…
ラオウ:やっと来たか。リュウよ
リュウ:お、ラオウ!どこ行ってたんだ!?
ラオウ:リュウが突っ走りすぎていたのでな。我は追いかけるのをやめ、スーパーで烏龍茶を大量に購入していたのだ
リュウ:買ってたか!!いや…悪いな…。もうあんな集団のファンはやめるよ…
ラオウ:そうか。それがいい。過度な熱中は剣士の腕を著しく低下させる可能性があるからな。賛成である。
リュウ:ああ…そうだな。ん?
店主:握手会じゃ握手会じゃ〜!!
リュウ:あ!裸ジジィ!!
ラオウ:店主殿!!
店主:にゅお!?お!さっきの黒い少年!…にラオウじゃあないか!きみら仲間だったのかぁ!
ラオウ:ぬ!?その飴玉…!
ダダダダ!!
店主:な!何をするんじゃラオウ…!
ラオウ:もらったぁあ!!
パシッ!!
店主:ああああ!!
ラオウ:んむ!(パクッ!!)
店主:ああああああ!!!
リュウ:ラオウお前…!
ラオウ:ぬぬ!!
テテテテーン♪
ラオウのレベルが1上がった
リュウ:!!
ラオウ:ぬ…!!
店主:あぁ…あ…あ…
おや?ラオウの様子が…
ラオウ:ぬお!むご!うほ!
リュウ:おー!?
店主:な、なんじゃぁ…!
ラオウ:うぉおお!!!
おや?ラオウのレベルが1下がったようだ
リュウ:………
店主:………
ラオウ:解せぬ
リュウ:う…うん…
END
[*前へ][次へ#]
[戻る]
無料HPエムペ!