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〜 Remember my heart 〜
〜 Serment Eternel 〜


「エリオ君、ルーちゃん、フェイトさんとフィルさんのこと、どう思う?」

「どう思うって?」

「もしかして、まだなの。あの二人」

「ルーちゃん……。ルーちゃんの考えてること、あっているよ。まだなんだ……」

「何? 何なの?」



あのJS事件から、3年……。

わたしとエリオ君は、辺境自然保護隊で忙しい日々を過ごしている。
ルーちゃんも時々来てくれて手伝ってくれたりして、とても充実した日々を過ごしてた。


だけど……。



「エリオ君……本当に分からない?」

「キャロ……さっきから何の話なの?」

「はぁ……。エリオ、もう少し、女心勉強してね」

「ルーまで!! いったい何なの……。ごめん、僕にはわからない」

「あのね……。キャロが言っているのは、フェイトさんとフィルさんのこと。あの二人、未だに婚約はしているけど、結婚自体はしてないじゃない」

「二人とも、色んな人は助けているけど、自分たちのことは後回しにしている……。特にフィルさんは」

「そういうことか……」



フェイトさんとフィルさんは、本当はすぐにも結婚したいんだけど、上層部が二人に、仕事をやたらと持ってきて、中々時間が取れない状態になっている。

フェイトさんがいくら優秀な執務官だからといって、もう少し二人のことを考えて欲しいと思う。
もしかしたら、二人の結婚の妨害工作じゃないかと思うくらいのことだった。

二人とも、正直かなり参っていると、こないだ無限書庫でユーノさんとドゥーエさんから聞いた。



「なんとか……あの二人に幸せになって欲しいんだけど……」

「そうなんだよね……」

「私に、考えがあるんだけど……」

「「えっ……?」」



ルーが出した考えはこうだ。
ユーノさんの話によると、クロノ提督とレジアス中将もこの事は危惧していて、何とか少しでも仕事を回さないようにしようとしているんだけど、その前に本局上層部が仕事を入れてしまう。


だから……。



「元六課のみんなに連絡して、わたし達でフェイトさんとフィルさんの結婚式をしようっていうんだね!!」

「うん。リンディさんとエイミィさんに協力してもらえれば……。こういったことも何とかしてくれるかもしれない」

「あの二人の事を考えると、こうした方が良いと思う……。これじゃ、二人ともかわいそうだよ………」

「僕も賛成だよ。フェイトさん、最近本当に元気がないんだ。フィルさんも、長期任務が入れられちゃったから、中々会えないし……本当に酷いよ!! 本局のやり方は!!」

「じゃ、思い立ったら吉日だね。急いでみんなに連絡しよう!!」

「「うん!!」」



こうして、僕たちのフェイトさんとフィルさんの結婚式へのプロジェクトが開始された。




*      *      *




「なるほどな……。もう強行でやるしかないか……」

「だよね……。フェイトちゃん、これじゃかわいそうだよ」



プロジェクトのため、わたしとルーちゃんは地球のエイミィさんの所に来ていた。
エリオ君には、別の所に行ってもらい、他の人へ協力をお願いしてもらっている。

偶々、クロノ提督も帰ってきていたので、この事をクロノ提督にも聞いてもらうことにした。



「ねぇ、クロノ君、本局に打診できないの!? これじゃ、なのはちゃんの時みたいになりかねないよ……」

「俺も、何とかしたいんだけど、本局上層部が、彼らの能力が高いと言うことで、難易度が高い任務を入れてくる。だから、自分たちの結婚の事なんて考えられないほどなんだ……」

「二人とも、似たもの同士ですから……自分たちのことより、困っている人を助けたい。そう思ってしまうんです……」

「あんなに愛し合っているのに……。フェイトさんとフィルさん……」

『うーん……』

「だったら、私に任せなさい♪」

「「リンディさん!!」」

「お義母さん!!」

「母さん!!」



そこにいたのは、フェイトさんの義母にして、時空管理局総務統括官のリンディさんだった。



「母さん……。いつからいたんだ?」

「さっきからよ。クロノ、話は聞かせてもらったわ。この二人のことは、私の方でも問題だったの。一部の上層部のせいで、二人の未来を潰してしまうんじゃないかって……」

「だから、私の方で三提督の方々に話してみようと思うの。これで駄目だったときは、二人ともレジアス中将の管轄に回すしかないんだけどね……」



でも、今のフェイトさん達にはその方が良いかもしれない。


フィルさんは、JS事件の怪我で現場にこそ出てはいないけど、無茶は相変わらずしまくっている。
フェイトさんの負担を少しでも軽くするために、本当に自分の身を削ってサポートをしている。

このままじゃ、本当に潰されてしまうから……。



「二人のことは私に任せてね。あなたたちは二人の結婚のことを進めていってね。あの二人はこうでもしないと、式なんて挙げないんだから……。それに、早く孫の顔を見たいのよ♪」

「「「「あ、あははは……」」」」



こうして、ハラオウン家の協力を得ることが出来たわたしとルーちゃんは、エリオ君に連絡してはやてさんにその事を伝えてもらうことにした。




*      *      *




キャロ達がハラオウン家に行っている頃、僕は、はやてさんの所に行き、六課メンバーに連絡をしてもらえないかとお願いしていた。

フェイトさんに内緒と言うこともあり、自分たちの人脈だけじゃ中々連絡が付けられない人たちもいたからだ。



「今通信が入ったで、リンディさんが全面協力してくれるって」

「そうですか。キャロ達、上手くいったんですね」

「せやな。今度は私達の番やね。あっちが式場とかの関係を進めていってくれるみたいだから、私達がすることは、六課メンバーを集結させて、プランを進めていくことやね」

「はい!!」

「とりあえず、殆どのメンバーには連絡は可能だから、その辺は任せておいてや。向こうが式場とかを決めてくれれば、後は私が何とかするわ!!」

「ありがとうございます。はやてさん!!」

「安心するのは、まだ早いで。連絡が付いて、みんなのスケジュールが何とかなっても、肝心の二人の予定が出来なきゃアウトや……」

「そうなんですよね……」



そんなことを考えていると、レジアス中将から通信が入ってきた。



『八神、久しぶりだな……』

「「レジアス中将!?」」

『おっ、ハラオウンの所のエリオも一緒か。だったら話は早い』

「どういう事ですか?」

『さっき、ハラオウン統括官から儂に連絡が来た。あの二人のことを何とかしてくれないかってな……』

「「えっ……?」」

『儂も、あの二人には人並みの幸せを掴んで欲しいんだ。それを一部のバカどものせいで、失うわけにはいかん!! だから、勤務待遇を改善しなければ、有無を言わさず、地上所属にする!! そう脅しておいた』

「あ、あいかわらずやな……。強引なところは……」

『儂だってこんな強硬手段はしたくないわい。だけどな、このままじゃ高町の二の舞だ。それだったら何と言われようが、本局から引き抜いて少しでもマシなところに行かせる……』



レジアス中将の目は真剣だった。
あの目はフェイトさんが、僕たちのことを思ってくれているときの目と同じだ……。



『八神、そう言うわけだから、あの二人のことは儂に任せろ。残念なのは、あの二人の結婚を直に祝えないことだがな……』

「「レジアス中将……」」

『お節介ついでに言っておくが、八神、お前達は式をどうしたいんだ?』

「えっと……。一応リンディさんにお願いして、最高の所の式場を……」

『あのな……。それじゃ、月並みの結婚式になりかねないぞ。ちゃんと計画してやるならいざ知らず、短期間でやるんだったら、もっと趣向を変えた方が良い』

「だったら、レジアス中将ならどうするんですか!!」


すると、レジアス中将がふぅっと溜息をつき、一言を発する。


『八神よ……。お前達六課のスローガンは何だったんだ……。それを思い出してみろ……』

「「あっ!!」」



僕たちは、すっかり忘れていた。
六課のスローガン。それは……。



『家族……だろ……。だったら、もっとアットホームなやり方でやってみたほうが良いぞ。儂が言えることはこれくらいだ……』



レジアス中将は、そう言って通信を切った。



「ありがとうございます……。私らのやり方……それを思い出させてくれて……」

「はやてさん……」

「エリオ、もう一度作戦会議のやり直しや!! みんなに連絡して、絶対成功させるんや!!」

「はい!!」




*      *      *




三ヶ月後


「それにしても、はやてさんもずいぶんイキなこと考えるわね。まさか、六課跡地を借りて式をするなんて……」

「ええ、レジアス中将がこの日だけですけど、敷地を使える許可をくれたんです」



六課跡地では、着々と式に向けての準備をおこなっていた。
建物自体は、未だに誰も使っていなかったので、掃除をすればいつでも使用可能だった。

これは、いつか六課が復活することを考えて、レジアス中将とクロノ提督が、六課の建物を残していたから出来たことだ。




「キャロ、エリオ、ルーテシア、あんた達からこの事を聞いたときはびっくりしたわよ。でも、こんなイベントに一枚からませてくれたこと、礼を言うわ」

「ティアさん、そんな、こっちこそ済みません。ティアさんこそ忙しいのに……」

「執務官のお仕事は、ハードなのに……」

「本当に済みません……」

「そんなことはいいのよ。それに……」

「あいつには……幸せになって欲しいから……」

「ティアさん……」



ティアさんは、本局でもかなりもてると聞いているけど、未だにそう言った話は聞かない。
キャロが言っていたとおり、フィルさんのこと思っているんだな……。



「とにかく、スバルも合流するから、みんなで作戦を考えましょう。絶対成功させるわよ!!」

「「「はい!!」」」

「ティア!! みんな!!」

「「「「スバル (さん)!!」」」」



そんな噂をしていると、スバルさんが走ってこっちにやってきた。



「みんな、久しぶりだね!! 元気だった!!」

「スバル……あんたは相変わらずなのね。でも、なんか安心したわ」

「むぅー。ティア、それって、どういう意味」

「そのまんまの意味よ」

「ティア、再会早々ひどいよ〜!!」

「「「「あはははは!!」」」」



こうして、フェイトさんとフィルさんの結婚式のため、僕たちは必死で準備をしていった。
期日まで、もう半月もない。

でも、色んな人が二人のことを祝福したいと、心から願っている。


だから、忙しい中こうやって集まってくれたり、色んな手配をしてくれる。


フェイトさん……フィルさん……。


みんな、お二人のことを心から好きなんですよ。


その事を、少しでも伝えたいから……。




*      *      *




当日


「フェイト、ここで六課の同窓会をやるんだね」

「うん。まさか、六課隊舎でやれるなんて思っていなかったけどね」



俺たちは、はやてさんに同窓会のお知らせを受け、六課隊舎にやってきていた。
本当はこの日も仕事が入れられていたんだけど、どういう訳かそれが無くなり、俺たちは二人とも参加することが出来た。


俺も久しぶりに、フェイトとこうやって安らぐ一時を過ごせることもあって、今日を楽しみにしていた。



「行こうか。みんなもう来ているみたいだよ」



そう言ってフェイトは俺の腕に自分の腕を絡ませて、さらに胸を押しつけてきた。



「フェ、フェイト……その……なんだ……胸……」

「わざと当ててるんだよ。フィルが他の女の子に目が行かないように、しっかりとアピールしておかなきゃね♪」

「大丈夫だって、少しは自分のパートナーを信じろよ」

「分かってるよ。でも、私がしたいんだもん。フィルとこうやっていると、すごく落ち着くから……」

「それは……俺もだよ……。行こうか」

「うん♪」



俺はフェイトに抱きつかれたまま、六課隊舎の中に入っていった。
入ってみたけど、明かりも付いていなく、どういう訳か人の声も聞こえなかった。



確かに、場所はここであっているんだけどな……。


すると、一つだけ、明かりが付いている部屋があり、そこに行ってみると……。



パアン、パアン、パパアアン!!



「な、何だ!?」

「な、何なの!?」



いきなりクラッカーの嵐にあったと思ったら、そこには……。



『おめでとう!! フェイトさん、フィル!!』

「み、みんな……これはいったい?」

「今日は同窓会じゃ……ないのか?」

「実は違うんやな♪」

「「はやて (さん)!!」」



俺たちの前に現れたのは、良い笑顔をしたはやてさんだった。



「フィル、フェイトちゃん。今日はな……二人にここで結婚式をしてもらうために、みんなを集めたんや!!」

「「ええっっっっ!!」」

「驚いたやろ。二人を驚かしたくて、今まで秘密裏にしてたんや。それに……」

「これは、エリオ達が考えたことやで……。本局のバカなお偉いさんのせいで、結婚が出来ないんじゃないかって、心配してたんやで……」

「エリオ、キャロ……」

「ルーテシア……お前もか……」



あたりを見渡してみると、壁一面にお祝いの飾り付けをしていたり、壇上も出来ていて、みんなもお祝い用の衣装に身を包んでいた。


そして……。



「あれ……もしかして……ウェディング……ドレス!?」

「「「はい!!」」」

「僕たちのお給料じゃ、あれが精一杯だったんです……」

「でも、はやてさんが色々手直ししてくれたんです……」

「そのおかげで、綺麗なドレスが出来ました……」



確かに、ドレスには色々手直しした後が見られる。
でも、それをはやてさんが手直ししてくれたとは……。



「ほんまに、苦労したで。でも、苦労した甲斐があって良いもんが出来たよ♪」



はやてさんの言うとおり、このドレスは有名人が結婚式で着ているドレスみたいに、華やかさと優雅さが備わっている。
下手なドレスなんて目じゃない。



「はやてさん……」

「フェイトちゃん……フィル、エリオ達の気持ち……受け取ったってや……」





*      *      *



「はやて……」



はやてからドレスを受け取った私は、その思いを直に感じていた。
このドレスを買うために、エリオ達は自分たちの欲しい物を犠牲にしてまで……。


さらに、今日の事も考えてくれて………。



「エリオ……キャロ……ルーテシア。本当に……ほんとうに……ありがとうね……」



私はエリオとキャロを抱きしめながら、涙を抑えきれなかった。
三人とも……本当にありがとう。


最高のプレゼントだよ……。



「フェイトさん……フィルさんと、幸せになってくださいね」

「僕たちは、フェイトさん達が笑顔でいてくれることが、嬉しいんですから……」

「お二人ともお幸せに……なってくださいね!!」

「ありがとう……ルーテシア……」



フィルも、ルーテシアを抱きしめながら、涙を流していた。
こんな風に祝ってくれるなんて……。


みんな……本当にありがとう……。




*      *      *




「綺麗だよ。フェイトちゃん」

「ありがとう、なのは」



私は別室に行き、エリオ達がくれたウェディングドレスを着て、お色直しをしていた。
フィルも別室でタキシードに着替えている最中だった。



「フェイトちゃん……やっと、フィルと結婚できるね。今まで本当に忙しすぎて、こんな事考えられなかったでしょう」

「うん……正直かなり参っていたかな……。私も、フィルも……」


あの仕事の量は、本当に辛かった。
フィルのサポートがなかったら、本当に倒れてたと思う。


「今後は、あんな殺人的な仕事は無くなると思うから、フィルと幸せになってね♪」

「えっ……?」

「ちょっと……リンディさん達と一緒に、本局のお偉いさんに、『お話』しにいったら、もう、こんな無茶な勤務はさせませんって、涙流しながら言ってたし♪」

「あ、あはははは……」



母さんも、レティ提督も、なのはも、いったい何をしたの?
あの本局のお偉いさんが、涙を流してなのは達の話を受け入れたなんて……。


知らない方が……幸せだね。


うん。


そう思うようにしよう。



「じゃ、行こうか。フェイトちゃん」



私はなのはに連れられて、フィルの元に行くことになった。
途中で、はやてに連れられたフィルに合流し、その後はエリオ達と交代し、一緒に壇上に向かった。





*      *      *




俺たちは、みんなが待っている会場に到着すると、そこには六課メンバーだけでなく、元ナンバーズのみんなも来てくれていた。

ウェンディとノーヴェが、垂れ幕で俺たちの事を祝ってくれて、チンク達は近くに来たとき、それぞれ一言ずつおめでとうと言ってくれた。

本当に、俺が知っている未来と違うんだなって、改めて思った。


そして……。



壇上に来ると……。



そこには、神父姿のクロノ提督がいて俺たちを待っていた。



「二人とも………結婚おめでとう……」

「お義兄ちゃん……」

「クロノ提督……」

「フィル、今日からは、お前の義兄でもあるんだから……他人行儀はよせよ」

「はい……」

「フェイト、今まで本当に辛いことの連続だったけど、これからは二人で困難に向かっていき、そして、自分たちの幸せをつかんでくれ……」

「ありがとう……ぐす……クロノ……」



俺たちは、クロノ提督が誓いの言葉を読み上げ、それぞれ誓いの言葉を交わし、その後、指輪の交換なんだけど……。

なのはさんが持ってきてくれた指輪は……。



「これ……」

「もしかして……」

「うん、フィルが持っていた、あのレイジングハートだよ。それを加工して、二人の指輪の宝石にしたの」



あの時、六課で俺のことを話したときに、なのはさんにレイジングハートは返していた。
砕けてしまったとはいえ、レイジングハートはなのはさんの大切なパートナーだから……。


そのレイジングハートを使ったのか……。



「どうして……レイジングハートを……」

「あのね……。このレイジングハートは、私にとって、とても大切な物だけど、壊れてしまって、悲しい思いをさせているくらいなら、このような形でも、幸せの象徴になって欲しいの……」

「『不屈の心』……。それを二人に託したいんだ。未来のわたしでも、きっと……同じ事したとおもうよ……」

「なのは……」

「なのはさん……」

「受け取ってね……。未来のみんなの分の思い……受け取ってあげて……」



なのはさんから渡された指輪を、フェイトの薬指にはめると、フェイトはなのはさんから託された思いで、涙をポロポロ流していた。

それは、悲しみの涙ではなく、嬉しさから来ていたので、フェイトも涙を抑えることはせず、俺たちもじっと見守っていた。



そして……。


二人は……。



「……私達……ずっと……一緒だよね」



みんなが見守るなか……。



「誓うよ……。俺たちは、ずっと一緒だ……」




誓いのキスをした……。





*      *      *



1年後



「フィル……」

「どうしたんだ。ああ……結婚式の時のだな」

「うん……。物置から出てきて、懐かしくなってね」



あの結婚式の後、俺たちは六課跡地で大パーティーを行った。

結婚式の時の、荘厳な雰囲気は全くなくなり、はやてさん達もみんな普段のストレスを晴らすかのように、バカ騒ぎをしていた。



俺たちみたいな職業は、いつ殉職をしてしまうか分からない。
でも、こうやって集まれたときくらいは、楽しく騒ぎたい……。

そして、また、こうやってみんなでバカをやりたいな……。



「フィル……」

「あの結婚式……本当に嬉しかったね」

「ああ……。あれは俺の一生の思い出だよ……」

「これからも……いっぱい……いっぱい……思い出を作っていこうね♪」



俺たちは、本当に色んな人に支えられている……。



それは、とても大切な絆……。



その証拠に……。



俺とフェイトの左薬指に輝く、レイジングハートの宝玉は……。



優しい輝きをしていた……。



俺たちの愛を表すかのように……。



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