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◇幸せの香り
2
確かにそうだけどとブツブツ言いながら、頬を膨らませる姿には笑えた。















「ぉーい...おーい橘?」




「?」




「やっと気がついた。橘飲み過ぎだよ」




ふと周りを見渡すと見覚えがない部屋。
心配そうな神崎が目に入った。



俺飲み過ぎて寝てたのか。



「店で寝ちゃってさ?起きないし、俺ん家ちかくだったから家に連れてきたよ」


「おーすまない。かなり飲み過ぎた。」



「大丈夫。飲み過ぎるくらい楽しかったってことだもんな!」



「ばーか」



スポーツ推薦なだけある筋肉のつきがいい立派な体で俺を軽く支えてくれたんだろう。



水飲むか〜?といいながらキッチンの方に向かった神崎の背中を見ながら部屋を見渡すと、やはり全てサッカー関係だった。





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