◇見つめるきみへ。
相談
「んで?お子ちゃまの梨平は、そのまんま逃げてきたの?」
「なっ!うっせーよ!///」
現在PM7:00
あのあと、ぐるぐるになった俺は家に帰って布団にくるまり、学校をサボった。
『おばちゃんに言われて来てみたら…何やってんだ。おまえは?』
『ヒカル!泣』
うん。そのあとは、とにかく話した。俺の気持ちを正直に。
俺は真剣なのに、ヒカルはさっきからからかってばっかりで…
全く解決していない。
コイツ本当に俺を心配してないのか…
じろりとヒカルを睨む。
すると、ヒカルは苦笑いをして、頭をかいた。
「それにしても…俺はてっきり梨平はそいつ…颯とかってやつに恋してると思ってたんだけどな〜」
「は?俺が!?なんでそーなんだよ!」
「だっていっつも見てたじゃん」
「ちがっ!///それはただ気になってただけだろ!」
「ふ〜ん?それ相手が女だったら、絶対一目惚れっつーやつだろ?」
「なっ!////」
「始まりは確かにどっちが先かはわからない。けど、確実にお前は好きなんだと思うよ。じゃなきゃ普通毎日顔見たいとか思わないって〜」
反論しようと思った俺に、ヒカルが枕をかぶせる。
「やめろ!!//」
「ハハッ!」
騒いでるうちに言おうと思っていた言葉を忘れて、やり返す。
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