sweets ネイソリ


 

 ころころと甘い。




「……っ!?」


 唇と唇が触れると同時に舌はするりと入り込み、何かを求める様に動き回った。

 俺は減少していく酸素に喘ぎ――心の中では溜息を吐き――ながら、その舌にそれを絡ませる。
 すると舌は満足したように俺の口内を一舐めし、離れていった。


 後に残ったのは、甘い残り香。
 まるで幸せな夢の様な。



「お前……飴が欲しいって言ったよな」
「ああ、言った」
「だから俺は飴の袋を差し出したんだが」
「お前が喰ってるのが美味そうだったんだ」
「……返せ」
「いいとも」





――――

無限ループって恐くね。

やっぱ口移しは王道だと思うんだ。
スイーツ(笑)

080403


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