vagueness ライ雷
「お前は一体何なんだ?」
「……多分、親父?」
細い金の髪、深みの有る碧眼、白い肌。
ひどく見慣れたそれぞれのパーツが合わさって、俺ではない固体を作っている。
それが妙に不快で、何故か気恥ずかしい。
スネークの気持ちが、少しだけ解った気がする。
……同じ顔の男が目の前に居るという気持ちが。
「語尾に疑問符がつく親父が何処に居る!」
「此処に居るだろ」
「偉そうに言うな。曖昧な癖に」
同じ顔の男はすうと眼を細めると、華奢な手を伸ばして俺の顔に触れる。
見れば見るほど、気味が悪くなる位に同じだ。
しかし、俺はこんなに綺麗な顔をしていただろうか……?
「曖昧でも構わないだろう、同じ顔の男が二人居るだけなんだから」
「……まぁ、そうだが」
男は満足気にニッと笑って、頬に軽くキスをした。
「腹、減らないか? 何か喰わせてくれ」
「……馬鹿親父」
――――
ちょっとはしゃいでるホモ少佐。
ちょっと引いてる全裸イデン。
解らない事が多すぎて超書き辛い。
あでもライさんはきっと誘い受け。
080403
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