sorrow3 ダス雷


 

 形だけの墓の前に、俺は立つ。

 そこに亡骸はない。
 ただ、奴の偽りの名が刻まれた石が立っているだけ。
 それを知っている筈なのに、俺がここを訪れたのは。

 ここに葬られたのが、奴の『意志』だと感じたからだろう。


 革命を。
 変革を。
 復讐を。

 生きた証を。


 求めてあがいた。


 成せずに、果てた。


 哀しみだけを残して。



「俺は、お前の事を忘れる」


 何かを残したかった人間にとっての、復讐。



「お前が残した哀しみだけは、忘れない」




 遥か昔に一度だけ見せた笑顔が、頭を掠めた。




――――

なんかキリが悪かったから書いてみた。
一応完結。内容が内容。
もっと原作寄りの話書きたいけど、ショタコンかつ犯罪になってしまう。
児ポ法で捕まって、牢屋に居るときに矢で刺されてスタンド発現してしまう。

080320


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!