026.帰り道
真っ赤に染まった空の下
君と手を繋いで
家路に急いだ。
他愛もない話をして
二人で笑いあいながら
玄関を入る。
夕食のいい匂いが鼻をついて
二人でよく
今日のご飯は何?
って聞いたっけ。
けど今じゃ
二人で帰ることも
笑いあうことも
食卓を囲むこともなくなって
こうやって僕達
大人になっていくんだなって思うと
凄く寂しいよ。
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