002.愛
君と二人でよく歩いたあの道
今はもう
君の声を聞くことも
君の姿を見ることも
なくなってしまったけれど
思い出して。
あの畦道から続く家路では
いつまでも君を待つ僕がいる事を。
忘れないで
こんな田舎町で
静かに君の帰りを待つ僕がいる事を。
早く還ってきて。
そしてあの笑顔で僕を抱きしめて、
もう二度とどこにも逝かないって
約束してよ。
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