私はズボンのベルトを外し、下着の中からアレを出す。熱を持ち、男を凌辱して硬くなったアレを。
「そんなの……入らないに決まってる!」
慌てて男は首を振る。自分も同じものを持っているくせに、私のものは汚らわしいとでも言いたげな目付きで見てくるのが腹立たしい。
「無理矢理、挿れるに決まってるだろう?」
「!」
片足を持ち上げ、丸見えの状態になった秘部に自分のものを当てる。
「や、やめ……」
言葉は完全に無視した。
容赦なく穴に先端を埋め、そこから強引にねじ込む。
裂けた皮膚の痛みに悲鳴が上がった。
「あああああ――! やめっ……痛い! やめてくれ!」
激しく頭を振り、暴れる腰を大人しくするため首に手を当てる。喉仏を潰す勢いで強く押さえると、今度は息の出来ない苦しさに“助けて”ともがく。
「痛いのも、そのうち悦(よ)くなる。それに血が出ないままだと、挿れても私が何もできないだろう?」
温かい液体が伝い、それは床に滴り落ちた。かなり深く裂けたのか、血の量が多い。だが、これがなくてはさすがに辛い。大して濡れてもいない場所に挿れても、潤滑油がなければこちらも痛いのだ。
「やだ……抜いて、くれ……!」
苦痛に歪む顔が必死に助けを訴えてくるが、構わず腰を振る。
「ああっ――!」
痛みに顔を歪ませる表情を見るとさらに燃えた。
もっと奥深くまで突き動かし傷口をこじ開けて、痛みに泣き叫びながらも、どれくらいの時間で快楽に変わるか試してみようかと思った。
腰に入る力は自然と強くなり、打ち付けられる度に男の声は大きく、そしてよがり声に変わっていく。
「快楽的な痛みも、たまにはよかろう?」
一度は痛みに萎えた自身を起たせ、鳶色の瞳は涙ながらに快感を訴えた。
濡れた結合部が卑猥な音をたて、根元まで異物を含むと傷口からまた血が流れる。
それすら心地よいのかもしれない。
耳に入るのは、言葉以外の喘ぎ声や嬌声といった、周囲の性欲をそそるような声しか出なくなっていたのだ。
抜いてくれなど頼んでおいて、とんだお笑い草だ。
「ああ、もぉ……」
薄く開かれた唇から洗い息を漏らし、眉を寄せた目がこちらを見つめる。珍しく目が合ったと思い、腰を高く突き上げてやったら発情した猫並みの声で鳴いた。
「いつでも達してよいぞ。もう、限界なのだろう?」
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