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短編
恋する空(臨→?←帝)
携帯電話を確認して、メールをチェックしてから帝人は空を見上げてため息一つ。

(ああーこれだと恋する乙女みたいじゃないか…)

こんなにも相手からの返信を待っている自分自身に驚きつつも帝人は強く願うように携帯を握りしめていた。

(臨也さん……忙しいんだろうな)

好きな人が池袋にいない、彼は新宿にいる、ここには来られな理由は沢山ある、それは池袋に来ればおのずと理解出来ること。
帝人は一人公園のベンチに座っていた。
空を見上げて物思いにふける、不意に携帯がなりだした。

「あっ……あっ……はい!」
『帝人君…』

慌て出だから声が上擦ってた帝人、誰もまわりにいないがなぜか姿勢を正して電話の声に耳を傾けた。

「すみません、忙しい時に電話とかメールをして」
『ああー別に気にしてないよ…ただ君から電話してくれたことにはびっくりしたかな』
「あっ」

言われて見れば電話をくれたりメールをくれたりしたのはいつも臨也からだった。

『そうだね………明日、時間作るから詳しい話は会ってからでいいよね?』
「…はい、大丈夫です、……あっあのどこで待ち合わせ」
『帝人君の家、そのほうがいろいろと早いし、そういうことだからまた明日…』

別れを告げて電話きれた。
帝人はツーツーとなっている音を聞きながら、空を見上げた。 青く澄み渡る空。
帝人の心には赤い赤い花が咲いていた、暖かく幸せな気持ち。

(明日…僕は、臨也さんに告白出来るかな……ああー今ですら、声を聞いただけなのに胸がドキドキしてる)

携帯の音に心臓の高鳴りが街の騒音を掻き消す。
空を見上げまま帝人は笑った。






−−−臨也さん 僕は貴方が大好きです。







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………爽やかな臨帝です(笑) 書いた私が無駄に恥ずかしいっ
帝人が臨也を好きなパターンがあまり見かけないんで書きまさた、なかなか新鮮です。
出来たら告白のシーンとか書きたいな、多分、臨也が大人です(笑)いろいろな意味で(笑)

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あきゅろす。
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