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短編
狂愛(臨→帝)※(流血、グロ)
手慣れた動きでナイフを操り手の中で遊ぶと目を細めて薄く笑う。
ナイフには血がついていた、その血を臨也はそっと舐めた。

「…帝人くんの味」
「…ぁ…」

下をだして唇を舐めて歪ませる臨也を帝人は見つめた、何か言いたいのに切られた片腕の傷の痛みでうまく声がでない。
学校の帰り道、帝人は臨也と出会い、笑顔でナイフを突き付けて反論も反抗も出来ないままホテルの一室に連れて来られた。
帝人は知らない、はじめて入るホテル、その場所がどこなのかを聞いた時は生まれはじめて帝人は寒気を感じた。

「なっなんで……っ」
「答はわかっているはずだよ、それにここは池袋じゃないからね、俺のテリトリーの新宿、男同士が入っも大丈夫なラブホテルは捜せばあるんだよ、ああーまあ、帝人くんの家でもいいけど、後々がこまるからね、大丈夫大丈夫、最初はじっくりたっぷりと可愛がってあげるよ」
「やっやだ…!!ひっい!!」

ベットから起き上がろうとしたが切られた片腕の傷を臨也は容赦なく掴んだ。
痛みで力を無くすて崩れ落ち帝人、目に涙をためて奮えた。

「憎んでいいよ、帝人君、これから俺は君を犯すんだからね」
「あぁ……ぁ…いざ…やさん…っ」

血が滴る、痛みで帝人は意識が朦朧としていた。
だから臨也の言っている言葉の意味にまだ気づいていなかった。

「ああーこんな漏らして…もったいない」
「ひゃぁああ!!やっ」

滴り血を舐めて舐めて臨也は傷口を舐めて舌をいれてえぐった。
痛みで抵抗する帝人を片腕と足で固定する、のけ反る帝人の体、臨也は舐めてえぐって吸うを繰り返した。
血をすべて飲み干すように。

(このまま…全部食べようかな)

ゴクッと喉をならすと臨也は傷口から唇を離した。
帝人はぐったりとしている、いや、痛みで意識をうしなかっているのかぴくりとも動かなかった。
臨也は舌なめずりしてから帝人から離れた。

(やり過ぎたかな……でも、でも、帝人君はかわいい、ゾクッゾクッする)

力無くベットに横たわる帝人を眺めて嘲笑うよに笑う。
血で濡れたベットにはだけた胸元、痛みで出であろう汗。
幼い顔立ちと白い肌。
臨也は眺めているだけで昂揚感と快感を感じた。

(さて…と、このまま出血大量で死なれるのはまずいから…あいつところに預けるか)

何事なかったように携帯を取り出して臨也はある場所に電話した。
電話でた相手は知り合いの闇医者、岸田新羅。

『……竜ヶ峰君が怪我… ああーわかった、けど 、なんで臨也は竜ヶ峰君と一緒なのかな?て聞いても簡単に答ないよね』
「わかっているなら聞くなよ、まあー徐々に解るさ、じやぁ、迎えを待っているよ」
『はいはい、セルティに今走らせるよ……て!ちょっと……セルティ!待って待って住所住所……あ、わかったから、一発、臨也を殴ってきていいから…、』
「電話…きってからそういう話をしてくれないかな?」
『そういうことだから…』

気にもせずに新羅は電話を切った、臨也は携帯を睨んでから嘲笑う。
それからベットに向かい帝人を抱えた、高校生にしては軽い。
「…君は愛されているね、みんなに……ずるい、ずるい、みんなは俺を愛さないといけないのに……でも、帝人君は俺だけを愛すんだよ……憎んでもいいから俺だけを見て」

抱きしめて顔をよせて口づけた、血の味がすると思いながら自虐的に笑う。





−−愛してるよ、帝人君










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痛々しさ感じですみません
帝人君ごめんなさい
書いていてノリノリでした狂ったような臨也さんを書くの大好きです(笑)。

人間を愛してる臨也さんが一人の人間を愛してしまったら思いとか感情とか愛が凶器になりうるんだよなーと考えた結果です。
えーと補足でラブホテルには結果的にとまってないです、新宿ではなちゃんと池袋にいます。


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