感染している

芽吹く生命の断片

摘んだ踏んだ噛んだ病んだ

模造体を自我と虚実で飾り立てたらとても醜いものが生まれた

蒼ざめた故郷

待ち望む衝動の浮遊空間

盲信者の手が灼ける

何れは才媛の独創

若しくは酔狂の極み

無痛の荊冠の編み方

抜け殻から転落した人

そしてエーテル体は足を挫く

じゃあ剥製になれば

覗く柘榴

戒める為の檻だから

切り裂く光の獣

拡散する理念

魅惑の蠱惑湧く惑星

猛火の翼は見えますか

在ればいいさ

隣人は身悶える

アリストテレスは語るが

君主の袖を掴んではならない

標本と廃園

惑溺の赦しは乞わないが荊の抱擁でどうか裁いてくれたなら

愚かなり鉄の処女

饒舌は神の慰めに似ている

おかえり私の獣

しかと統べて尾鰭を喰う

聲浚い

お前に与えた神だから

テロメアの自壊原理

腹には犇めく愛がある

誰ならば

生き死に解放

塵埃の壁

お前が好きよ

弛む輪郭

あれを喩えるには

杭打つ指の園

的確に削り取る良識

小賢しい弄舌

修羅の傷と恋する暗澹

乙女折檻

誠実なる月の導きで私は私に突き刺さった数多の棘を誇らしげに抜き去る指先に出会う

腐蝕の種火

好虐を探る瞳孔

死滅するプロパガンダ

蝋燭を吹き消す必要はない

肺に刻む樟脳

剥離せし私の子宮

吊された迷宮

革命が切り落とす痩けた乳房

是非ともその時は下卑た思想で私を犯してほしいものだ

十字架の森が泣いている

聖告

磔刑を偽り花冠

喝采の死を踏みつけて

救うよ棺から覗く白い腕ごと何もかも

助骨を摘む手

赦罪のピエタに無垢の痕

枯渇から茎

鬱血する天使

氷像の銃と軍人

片鱗の花嫁

逃げ延びて背反

引き摺って哀悼

捨て置いて忘却

されど理性を娶れず屍と暗転

故人に捧げる灰の美酒

押し広げて弄くって突き刺して犯して泣いている

喝采の涙腺

跪いてくれるな

囚衣に滲む陰惨と神聖

憂える黒鳥の寵愛

劣化する痴人の受胎

溶解した緑の凡人

青白い舌

掻き毟る煩悩

敬えこの劣情を

そして今、惑溺の彼方に躊躇を脱ぎ捨てる

群がる青

模倣犯と月

密かに仮装する仮想

水槽で溺死だなんて如何なものか。なあ、鱗の隣人よ

博識ぶる痴人

諌めた子宮

淫隈の金屏風

吐き出すにはあまりに惜しく、呑み込むには些か愚行すぎた青の祝福











あきゅろす。
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