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俺はしめたとばかりに笑って言う。

「へえ、そんなら問題ないだろ?こんなことの一回や二回。神様だしなあ」
「……!それは…」
「まあ返事はいいか、神様犯ったって罪にゃあならんだろ」

人じゃないんだから、律令も何もないだろう。
俺は悪い知恵ばかり働いて、にやついた。すっかり、脳内から天罰だの生贄だのという言葉は吹っ飛んだようだ。辺りが何故か禍々しく暗いことも、知らない土地だということも、同じように。
懐に手を入れ肩から白い着物を脱がせ始めると、狐は焦って俺の胸をぐっと押し返す。

「貴様ッ…!」
「なあ、神様にもチンコってあんの?」
「はぁ…!?…そ…、!」

あ、また真っ赤になった。
この反応からして、あるんだろうなぁと思い上からぐっと股間を押してやった。

「う、あ…っ!」
「ふーん、やっぱあるみたいだな」

自分はそっちの趣味は無いつもりだから、モロに男だと思うと萎えるかな、とも考えたが、逆になんだか燃えてきた。
へえ、俺男でも人外でもいいのか。
自分のことながら、意外だった。

「ん?なにお前、もしかして今の、感じた?」
「…っ、そのようなことは…ッ!」
「ほら、見てみろよ。ちょっと勃ってんだろ」
「なっ……!」

嘘は言ってない。笑って握り込んでやると、びくりと背を震わす。少し熱を帯びていて、先が湿っていた。
狐は肩で息をする。だんだん満更でもないような表情になっている気がするが、まだキッと此方を睨んでくる。

「人間の汚らわしい手で、触るな…っ!」
「ふん。汚らわしいのはどっちだか。その人間に触られて、気持ちいんだろ?」

生意気な狐を黙らせようと、ぐりぐりと先を刺激する。先刻よりびくびくと身体を反応させ、俺の手をどかそうと細い指が伸びてきた。

「やめ、や、あ…っう」
「ん?感じるから駄目って?」
「馬鹿者が…ッ!っん、ぅ…ぁあ!」
「…ほら、腰揺れてるじゃん」
 
なんだ、もしかして拒否してるけど結構乗り気なんじゃないか?
眼は潤んだままだし、顔も赤い。徐々に甘い声を上げ始めてる。

(あ…、これか)
 
少し前のことを思い出して、尻尾を擦る。するとやはり、一層甘い声をあげた。
 
「っひぁ、あん…っ!や、やめよ童…!…んっ!」
「やっぱココが悦い?耳は?」

意地悪く、耳を口に含む。手は各々、前と尾を擦るままだ。
喘ぎ声が上擦ってきて、先走りが俺の手を濡らしてった。こんな弱点を知ったら、もうこっちのモンだ。
じっと視線を合わせて、快感に虚ろな瞳を見る。

「おら、イけよ。出すトコ見ててやる」
「ひッあ、やめ…っんぁ、ん!見るなッあっ、あぁあッ!」

嫌々と首を振るのもなんだか可愛らしい。神様だということも忘れる。むしろ処女を無理に強姦してるかのようだ。コイツのイッてる顔が見たくて、無茶苦茶に手を動かす。

「…、出せ」
「んッぁん…っ!ああッあッあ!やめ、ぇッあ――ッ!」
 
狐が白濁を飛ばす。
その様子を悪い笑みを浮かべて確認すると、肩で息をする狐を無理矢理引っ張って起こした。


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あきゅろす。
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