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「本当のみょうじなまえじゃないだと?」


日吉達の後を追うと氷帝学園と書かれた
漫画やアニメ通りの大きな学校についた


部室に案内されると
そこにはR陣が勢揃いで


「日吉がみょうじさんをトラックに引かれそうになるところを助けた後に…」

「なんだよそれ 一瞬ぶつかったんじゃねぇのか?」

「病院行った方がいいんじゃね?」



日吉達の話によると
ここはサバイバルをしたあの船の船長の娘で

榊太郎が船長を気に入って
世界旅行の船長を頼んで それに母も同乗し

娘一人になってしまうから
氷帝学園に預けると言うことになったらしい


道中にされた質問で
趣味や好きな物 今日の日付はほぼ同じだったから
人格が変わったのかもしれないという話にもってきた


本当はこの世界は私のいた世界と別の次元でトリップしてきました
なんて言っても私自身まだよくわかってないから

人格が変わったのもおかしな話だけど
こっちの方がリアルかなと



「病院に連れて行ったところでその手の類のもんは薬で治せねぇから意味がない」

「じゃあどうすんだよ!?あのみょうじなまえはちゃんと戻んのか!」



私は乙女ゲーをするときに自分の名前を使う派だったから
この世界の名前もみょうじなまえで

だけど
この世界での記憶はゲームの中での事しかわからない



「取りあえずお前は何食わぬ顔で部活や授業に出ろ 一昨日転校してきたばかりだからお前を不審に思う奴はいねぇだろう」

「…はい」

「大丈夫やで?ちゃんとフォローしたるから」

「確か日吉と同じクラスだったよな?じゃあ世話係は日吉だな!」

「…俺ですか?」

「サバイバル中いろいろ世話になったんだからいいだろ」

「………わかりました」

「よ よろしく…お願いします…」







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あきゅろす。
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