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焼肉を食べながら
いろんな話をした
学校のこと友達関係のこと いっぱい
「俺 朝は音楽を聞きながら学校行きたい派なんだよなーねみぃし」
「…え じゃあ私、朝声かけるの…邪魔？」
「うん」
私は知らず知らずの内に
自分から嫌われてしまうことをしてしまったんだ
「…て いうのは冗談、みょうじが喋りかけれるのってこんくらいしかないだろ？」
にっこりと笑った切原くん
…あぁ なんで彼はこうも私がほしい言葉をくれるのだろう
「よかったぁ」
「てかさ みょうじ何人くらい付き合ったことあるの？」
「え!? えっと…二人、かな？き切原くんは？」
「俺は一人かなぁ 中三の時にさ―――」
彼の過去の恋バナを知りたくない訳ではないけど
やっぱり、ちょっと…ショック
「――で そこで初めてちゅ した訳」
「そ、うなんだ」
「みょうじは？」
「私？」
「俺も言ったんだからさ」
ファーストキスの話なんて
してほしいなんて 言ってないよ
そりゃあ
切原くんはモテるし
なのに一人しか付き合ったことないなんて
その子、大事だったんじゃないの？
てか 普通
もし好きな人のファーストキスの話なんて聞きたい？
…あぁ
私相手にされてないんだ、
その時
一瞬でそう思ってしまった
「…私は―――」
その後もいろんな話をした
なんだかんだ
04時間以上居座った
もし これが報われない恋ならば
私は貴方の仲のいい友達になりたい…
それくらいなら
いいよね…？
切原くんがトイレに行ってる間に
切原くんが座っていた向かいの席を写メった
本人はいないけど
貴方の携帯も一緒に写ってるこの画像は
貴方と遊べたという証拠
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