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今週から
前期期末テストが始まって
三日目のテストが終わった

今日最後のテストは
勉強を頑張ってたので中々の出来だったけど

時間ギリギリまでいて
教室から出ようとした時には私と切原くんだけだった


一緒に教室を出る事が出来たのでそのまま
「一緒に帰っていい?」

と聞くといいよって言ってくれて一緒に帰る事になった


「帰ったら何しようかなぁゲーセンでも寄るかな」

「…私も遊びたいなぁ」

「じゃあ 遊ぶか」


私は早くテストから解放されて遊びたいという意味で言ったつもりだったけど

切原くんは違うようにとらえたらしく
まぁ それは結果的にいい方向だったんだけど


ぶらぶら歩きながら
何処に行くか話すが中々行き先が決まらない


「てか 焼肉食いたくね?」

「え?焼肉?」

「焼肉にしよ!!」

「私家族以外で焼肉行ったことない」

「マジ?俺部活の先輩達と行くぜ」

「そうなの?」

「みんな焼肉好きだからなぁ肉何食うの?」

「カルビしかわかんない」

「ぶっ まじで?」

「でもホルモンは見た目グロいから食べたくない」

「なんだよそれっ」


そのまま切原くんに着いていって焼肉屋に着いた

店内は平日の昼のせいか
人が少なかった


「どれにしよ 全然肉の種類がわかんないよ」

「じゃあ ホルモンにしようぜ?」

「やだって言ったじゃん!!」

「あはは そうだっけ?」


にやにやした顔で言う切原くんは確信犯だ


「俺はこれにするけど決まった?」

「うーん…」

「もういいじゃん、このレディースランチで」

「じゃあそうする」


切原くんは店員を呼んで私の分も注文してくれた
暫くすると私の方が先にきた


「みょうじちゃんと肉焼ける?」

「た、たぶん…」

「しょうがねーなー 俺が焼いてやるよ」


そう言いながら
手慣れた感じで肉を焼いて
焼き上がった肉を私の皿に乗っけていく


…なんか これって
端からみたら完全カップルだよね?

しかも
肉焼いてくれてるとか…
ほんとにカップルっぽいんだけど


切原くんにとっては深い意味はないだろうけど
ついにやけてしまう


「ほんと みょうじ家事とかできなそー」

「出来るよ!!」

「肉も焼けないのに?」



…あぁ
この時間がいつまでも続けばいいのに






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