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私は昔から
人一倍
人の顔色を伺いながら生活してきた
こんな生活を送るようになったきっかけはあまりにも単純で
母は属にいう八方美人で
周りに合わせた生活を送っていた
私は
そんな母の造った世界に入るには
あまりにも幼くて
母の世界を壊してしまうほどで
母は
世間体を気にしながらも
幼稚園には私を通わせなかった
その代わり
家でみっちりと教育を受けた
どんな態度、言葉遣い、表情でいれば
自分の居場所を守れるか
安全な人生を送れるか
私は
初めて同い年の子達と関わる
小学校に入学した
母の言うことに
間違いはなかった
最初は
それでよかった
私は母の世界しか知らなかったから
でも、
歳を重ねるごとに
周りの自己中、我儘を見ていくごとに
違和感を覚え始めた
これは
ワタシではない、と
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