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10000Hitフリー小説
それでも、俺を見てくれ((日吉




俺が好きな奴は

みんなのアイドル




【それでも、俺を見てくれ】






「ドリンクとタオルです」


部活の休憩時間
これは他のどの部よりも癒される時間だ

天使のように可愛い笑顔で冷えたドリンクとふかふかなタオルをくれる名字


「名前ちゃんにこんな重いもん持たせて怪我されたら堪ったもんやないから俺が運ぶわ」

「あ、有難う」


そういいながら一番危害を与えるのは忍足さんだと思います


「今日の練習もハードでしたけど大丈夫ですか?」

「はっ ハード?あれくらいじゃ全然だぜ」


休憩に入る前にバテてて隠れて休憩してましたよね、向日さん


「休憩なんざまだ必要ねーよ な長太郎」

「はい宍戸さん」

「でも名前の顔を見ると余計頑張れるからな」

「はい宍戸さん まさにその通りです!」


さっきまで時計ばかり気にして休憩の時間を楽しみにしてましたよね、宍戸さん


「おい名前お前の特等席は俺様の膝の上だろ?いつまでそこにいるつもりだ、アーン?」


いつからそこが特等席になったんですか?部長…


「違うよ跡部〜俺と一緒にお昼寝するんだC〜」


名字がくるまで寝てましたよね、芥川さん


「えっと、跡部部長もう少しで休憩終わるのでドリンクボトルとタオルを…」

「あぁ いつも悪ぃな…こんな雑用本来なら忍足辺りがやればいいんだが…」

「なんやて跡部!」

「本当のこ「それなら早う言うてくれたら部活中ずっと名前ちゃんの手足にくらいなったるわ!!!お安いご用やで!!!!」

「あっ 侑士ずりぃ」

「悪いな岳人…ほな行こうか名前ちゃ「俺が一緒に行くぜ名前!」

「宍戸さんいくら何でも狡いですよ!俺が行きます!」


毎度このやり取りに飽きないな…あの人達は
馬鹿馬鹿しい


「きゃっ……痛い…」


言い争いをしている中名字一人部室に向かっている最中に転んでしまった


‘大丈夫か!!!!!!!!?’


さっきまで言い争いをしていたのに一気に名字の元へ駆け寄るが
俺の方が早く気がついたから一番早く名字の元に着いた


「名字大丈夫か!?」

「日吉くん…ちょっと膝擦りむいちゃって…」

「どけ若 名前!俺が消毒してやるよ」

「宍戸先輩…」

「宍戸は不器用だから余計傷が酷くなっちまうぜ!だから俺に任せろ!」

「向日先輩…」

「向日先輩の方が落ち着きがないんですから怪我を増やすだけですよ!俺が消毒します!」

「鳳くん…」

「何言うてんや!早う保健室に運ぶでっ名前ちゃんの美脚に傷が残ったら大変や!」

「忍足先輩…」

「保健室だぁあ!?今すぐ跡部緊急医療チームを呼ぶ!お前らはどいてろ!」

「跡部部長…」


俺が近くにいるのに好き勝手言い始める先輩達に堪忍袋の緒が切れた


「俺が一番最初に名字の元に来たんで俺が行きます」

「…あ、あぁ」


俺が睨みながら言うと名字の周りに道が出来、俺はそのまま名字を姫抱っこして保健室に連れていった

名字は誰にも渡すものか


「あ、有難う…日吉くん」

「当然の事をしたまでだ」





((あぁ 早く俺だけを見てくれ)

逆ハー..★
これで10000Hitフリー小説終了です、お付き合い頂き有難うございます☆
これからも【すべてをつかむまで】宜しくお願いします(>∪<#)


090806


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あきゅろす。
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