アネモネ *白骸
「白蘭さん、連れて来ました」
「正ちゃん、ありがと」
「奥の部屋に通してます」
「わかった」
白い髪を揺らしながら嬉しそうにカツカツと靴を鳴らしながら廊下を歩いている
ーーーーーーキィィツ
「初めまして。六道骸くん」
部屋の奥にはオッドアイを光らせ睨んでいる骸がいた
見ると
首と腕には鎖が掛けられ動く度にジャラジャラと音を立てている
「まんまと騙されたんだね、ここには彼はいないよ?本当に好きなんだね、雲雀恭弥くんの事が」
「クフフ…。誰が彼の事など…僕に何か用ですか?こんな手を使ってもボンゴレの事など聞き出せないですよ」
白蘭はニコッと笑うと周りに散りばめられたアネモネの中から、とびきり綺麗に咲いている物を採ると骸の蒼い髪に添えた
「僕はボンゴレには興味はないな、霧の守護者“六道骸”貴方に興味があるんだよ?」
「ああ…やっぱり思った通り白いアネモネが似合うね、この蒼い髪に白が良く映える」
骸は特に抵抗はしなかった
寧ろ抵抗出来なかったのかもしれない
「でもね、もっと映える色があるんだよ?」
白蘭は骸の顔を自分の方に向かせると
柔らかい唇に自分のソレを重ねた
骸は驚き逃げようとするが髪を掴まれ逃げる事が出来ない
「……んんっ…っ」
激しい口付けに酸素を求めるが、なかなか酸素を取り入れる事が出来なかった
─────ガリッ!!
唇に痛みが走る
骸の唇からは一筋の真っ赤な血が首筋へと伝っていた
「ほらね?やっぱりこっちの方が蒼よりも、もっと映える!」
白蘭は悪びれもなくニッコリと笑った
「………キチガイ」
「それはどっちだろうね?六道骸くん?」
伝い落ちる真っ赤な血を嘗めとりながら骸に問いかけた
「骸?キミにはもっと赤く乱れて貰おうかな」
(早く僕色に染まれ)
Fin
言い訳↓
マイナーCPばんざい!!!
やっぱりビジュアルCPは彼等に決定ですね^^
本当は、後から正ちゃんが入り3ピ…ゲフン
の裏だったんですが、気力が無かったです。
いつにも増して駄文orz
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