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朱と碧 *骸骸 R18
※設定が解りづらいと思います。
元々、一人だったハズの骸が突然二人になってしまった話。
ここでの二人は
赤い瞳を持つ者→ムクロ
碧い瞳を持つ者→むくろ
と表記されています。




↓↓↓







アナタは僕ですか?


僕はアナタですか?






ア カ と ア オ






『ねぇムクロ…何故アナタはいつもそんな顔をしているのですか?』

むくろは細い指を絡ませ胸に擦り寄りながら問いかけてきた
その瞳は憂いを帯びた碧で、時折鈍く光っている


一方この世の全てを知っているかの様に闇にも似た朱の瞳を持つムクロは答えた

「クフフ…変な事を聞きますね、それはアナタにあって僕には無いからですよ」

『?』


「僕には感情は要らないい様です…
むくろ…アナタが僕の代わりに、泣いて、怒って、悲しんで、笑ってくれればいいんですよ…」

むくろは一瞬悲しい顔をした
俯き、また胸へと顔を埋める









どの位経っただろうか…
絡ませていた指に力が入り、むくろは呟いた

『知っていましたか?僕には無くて、アナタには有るものもあるんですよ?』

「…何ですか?」

『…それは、強さです
この僕でさえ、アナタのスキルには適いません。
…あと、孤独に打ち勝つ精神も持っている…
…‥ねぇ ムクロ?僕にはこの孤独は耐えられません・・・前世の様に全てを共有しあいたい、感情も強さも…
アナタを目にしていると“ひとつ”になりたくてしかた‥

・・・‥ンっ…』

言葉を云い終わる前にムクロは口を塞いだ


互いの感触を確かめる様に唇を重ねていく、
何度も角度を変えて繰り返し交わされ、むくろの口からは甘い吐息が漏れる
少し開いた口を割り生暖かいものが入ると、むくろは体を強ばらせながらもムクロを受け入れる。

『‥・んっ・・ふぁっ』

ついばむ様に甘い口付けをして、時に噛みついたり舌を絡ませると、どちらのものとも分からない蜜がむくろの口から首筋へと伝う

十分に口付けを味わうと、むくろの口を解放した


『‥・はぁっ‥んっ‥』

離れた唇からは銀糸が互いを繋ぎ、その糸の先には紅く腫れ濡れる唇
頬を紅色に染めて碧い瞳を潤ませて見ている
むくろがいた。


その姿は
とても
妖艶で…


「むくろ・・僕と一つになって貰えますか?」

『クフフ‥何を今更
いつでも僕は、アナタと一つになりたい・・・』

「僕達は同じ想いの様ですね」

と云うと、またムクロはむくろの唇へとキスを落とした。









『…はぁっ‥あンっ‥』



むくろからは甘い声が漏れる
ムクロは耳を甘噛みしてから首筋を添うように胸へと舌を滑らせた
むくろの柔らかい肌は少し吸っただけでも跡がついてしまう

所々に朱い花弁を残すと胸の実に歯を立てた
不意の行動に、むくろは高い声を上げる

その反応を楽しむ様に、しつこくソコを攻めた




『ん・・やっ・・ソコばかり イヤですっ・・』

「クフフ
ではココですか?」




ムクロはペロリと自分の指を舐めると、むくろの後孔へと突き入れた




『っああぁ…!!はぁっんっ・・』



慣らしてない筈のソコは今までの愛撫で濡れきっており、ムクロを欲しがる様に指を飲み込んでヒクついている



「そんなに僕が欲しかったんですか?
ココはこんなりビショビショですよ?」



と意地悪く云うと
むくろは羞恥心からか顔を真っ赤に染めて瞳をそらしてしまった

この姿が、余りにも愛らしく思え甘く口付けてやると、指をくわえたソコはギュッとムクロを締め付ける

それを合図に激しく抜き差しを繰り返すと、むくろの自身からはトロトロと先走りの液がいやらしく溢れてきた

指は徐々に増え内壁を擦りあげながら指をバラバラに動かし、ある一点を刺激してやる


『ああっ!!…あ、ああぁン・・はぁっ』

「クフフ…ここがイイんですね
もっと良くしてあげます、いきますよ」


一気に指を引き抜くと、それと引き換えにムクロの張り詰めた自身を最奥まで突き立てた


『ひゃああぁっ!!・・はぁんっ・・あぁっ』


指とは比べものにならない質量と初めて味わう感覚に、むくろは身を捩らせる

『っはぁ…嬉しぃっ・・やっと、ひとつになれたっ、んですね…っ』

むくろは、ねだるように口付けを求めてきた

『あぁっ・・もっ・‥ともっと、奥まで、ほっ…しぃです‥あぁンっ!!』

「解っていますよ、ココでしょ?」

『ひぁあっ!!あ、はぁっ…』


前立腺を刺激してやると、互いの結合部からは愛液が漏れだし
卑猥な水音が響き聴覚さえも犯してゆく

ムクロは律動を早め、入り口ギリギリまで引き、ズンっと奥まで突きながら抜き差しを繰り返した

『…ンああっ!あ、あぁっ…もっ‥ダメ…イっちゃいそうです、はあんっっ・・』

「いいですよ、一緒にイきましょう」

『…あぁっああああぁっ!!…』

「……くっ!」


ほぼ同時にイクと二人は意識を手放した





同じ躯

同じ呼吸

同じ熱

同じ気持ち

同じ時間




僕達は“ひとつ”になれたの?











++++++








「…骸様」

聞き慣れた声で目が覚めた

「千種ですか、
すみません、うとうとしてしまいました」

「そろそろ時間です」

「ええ、解りました」


…お互い無いものを求める、無い物ねだりとでも言うんでしょうか?
ひとつになろうなんて実に醜く愚かだ

でもアナタ達は“ひとつ”になれたのですか?




『ムクロ・むくろ』





「骸様?」

「千種、犬
さぁ…行きますよ、並盛へ」







クフフ…
人間て
面白いですね…









同じ躯

同じ呼吸

同じ熱

同じ気持ち

同じ時間




僕達は“ひとつ”になれたの?



……ねぇ、骸?







fin


言い訳↓
……orz土下座
酷すぎて何も言い訳出来ません。

無駄に長くてすみません;;

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あきゅろす。
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