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sweet. *骸雲



僕は君が好きで

君は僕が好き


その気持ちは今も昔も変わらない

例え何年たっても…











雲雀くんは僕のドコが好きなんですか?











何処だろ?

いっぱいありすきで解らないよ




そのヘンテコな髪型も

左右違う色した瞳、とくに左の藍色をした瞳が好きで

いつも魔法の言葉を言ってくれる口も

適度に筋肉がついてる、しなやかなカラダも

どこか大人びてる雰囲気も

あとフリージアの香水の匂いも…




僕の事をはじめて恐がらずに接してくれたんだ

いつも好きって言って

抱きしめてくれて

それに愛してくれた




この前
街でキミと同じ香水をつけてる人がいてね
ついキミかと思ってついて行きそうだったよ

あの香りを感じると一瞬で体温が蘇るほど











骸は僕のどこが好きなの?










何処でしょうか?


たくさんありすぎて分かりません。




癖のつきやすい柔らかい髪

その髪からは
いつもシャンプーの香りがします

切れ長の瞳は
一目見れば、吸い込まれてしまう漆黒の瞳

彼の周りは気高い殺気に満ちているのに時々可愛い一面を覗かせるんです

そうですね…

後は口付けを交わすと
すぐに酸素を欲しがる口や

少し吸ったただけで紅く乱れる身体も…


それに雲雀くんは僕のこの何も力を持たない左目を好きと言ってくれました

能力ではなく僕自身を…

だから初めて他人に心を許せたのかもしれませんね










でも好きな箇所をいくつあげても
それらはいつか朽ちてゆく

それでも僕らは愛せるの?

容姿だけを好きになるくらいなら
こんな関係は終わってしまえばいいとキミは云う

僕もその通りだと軽く笑った




そして僕たちは唇を重ねて、いつものように愛を囁く


『sweet.』愛おしいほど


甘ったるいくらいに








僕は君が好きで

君は僕が好き


その気持ちは今も昔も変わらない

例え何年たっても…







Fin

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