「綺麗なお姉さーん!」
目をハートにしたタケシが急に飛び出して行った先には言うとおり綺麗な女の人がいた。苦笑のサトシと、タケシを止めるマサト。そんな光景を見てハルカがふふっ、と笑った。それに気づいたサトシが「どうしたんだ?」と問いかける。
「私ね、旅に出るのがすごい嫌だったの。ポケモンもそんなに好きだったわけじゃないし、トレーナーになるなんてありえないかも!って思ってた」
でも、と続ける。
「サトシやタケシと一緒に旅をしてたらコーディネーターって道を見つけられたしポケモンが大好きになったし旅も楽しくなっちゃった」
そう言って、タケシたちを見た。タケシはマサトに耳を引っ張られ、女の人は苦笑いをしている。
「この光景も結構好きだったりするのよ」
サトシも同じ方向を見た。
「俺も!」
「ピカ!」
そして2人と1匹は顔を見合わせてクスッと笑い騒がしい方へ向かった。
いつも、いつまでも。
(ありがとう!)
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title by A.M 0:00
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